オリーブオイルの話 良質ではないオリーブオイルをテイスティング
こんにちは、ありまりです。(すいません、ニックネーム変えました)
テイスティングコースの続きです。
まず最初に、良質ではない、よろしくないバージンオリーブオイルのテイスティングからスタートしました。
①湿った木のにおい
これは11月、12月、オリーブが寒くて凍ってしまい、それを収穫してオリーブオイルにするとこのようなにおいのバージンオイルになってしまうとのこと。
正直、においはよくわかりませんでしたが、オイルを口に含むと、
ほのかに湿った木の味
雨の後の森の中のにおい
アイスクリームを食べて最後に残る木の棒
の味がしました。
②かび臭い、発酵臭
オリーブの収穫後、畑に放置、土や雨にさらされ菌が発生、
そのオリーブを搾汁するとこのようなオリーブオイルとなる。
うまく表現できないのですが、臭い一言。
あまりに臭いので、この後1日中、頭が痛かったです。
③かび臭い、ムッとするようなにおい
オリーブが収穫され、積み上げられそこから空気がない状態で発酵
きれいにしていない動物のにおい
④ワイン臭、すっぱいにおい
オリーブ収穫後、これもすぐに搾油されず積み上げられ、
空気中で発酵がおこる。
もしくはオリーブオイル工場で、オリーブのペーストを清掃しないとこのようなにおいが発生→訪問した工場でもこんなにおいがしたな。。。
⑤古いオイルのにおい
光、湿度、高温などが原因で酸化したオイル
古い天ぷら油のようなにおい
とにかく、5種類ともひどいにおいでした。。。
個別テイスティングの後、オンラインで様々な国籍のクラスメイトが集まり、思い思いの感想を述べました。
いろいろな表現の仕方があり、勉強になりました。
②に関しては、動物の小屋のにおい、革製のバッグのにおいなど。確かに。
⑤の古いオイルは、「昔、家にあったら古い天ぷら油のにおい」と私がコメントしたところ、先生やクラスメイトに同感してもらえました。
良質のオリーブオイルをテイスティングする前に、あえて欠陥のあるオイルをテイスティングすることで、何がダメなオリーブオイルなのかを知る良い機会となりました。
このだめなオリーブオイルのにおいを嗅いだ後の、良質のバージンオイルの香りは、ほんとこれこそがバージのオリーブオイルだと思ってしまうほどです。やはり、良いもの、悪いもの両面を知ることが大切なんだと気づきました。(続く)