旅先で「中国人?」と言われて思うこと
先日アジュメール、ジャイプールへ旅行に行ってきた。
都市部から外れると、外国人が珍しいらしく訪れる先々でセルフィー写真を求められたり、時には何もしてないのに唐突にプレゼントをもらったりする。これは結構あるあるで今回もそれだった。
特別でもなんでもない自分はただ歩いているだけなのに、有名人のように扱われ、なんだかこそばゆいような、居心地の悪い感覚になる。時にはお金くれくれ攻撃にもあうけれど。
旅中に「Where are you from」と、出身を聞かれることは多くある。
それは良いのだけど、そういった質問なしに
「China?」と聞かれることも多々ある。
中には直接話しかけて来ず「China〜(あの人は中国人〜的な会話と推測)」と言うような会話が耳に入ることも。
彼らからしたら、単純に似た系統の顔つきで、中国は人口も多く巨大な国で、彼らの知っている同じ系統の「外国人」が中国人なだけなのかもしれない。
自分としてはどっちでも良いという意見が勝っているのだが、
この経験をもって思うのは、例えば日本人が欧州系の人たちの出身地が分からず、当てずっぽで適当に国を断定して喋ってしまったり、
アジア系アメリカ人がアメリカ出身だと聞いて驚いてしまったり、
しかし、これらは知らず知らず、相手を少しでも不快にさせているのかもしれないということを、自分たちはもっと理解しないといけない、ということ。
自分自身、1、2回のうちはなんてことなかったけど、それが、10回、20回と続くとさすがにウンザリもしてきたのが本音ではある。
決めつけないのは意外と難しい。けれどできる限りまずは”相手を知ろうとする”心がけをしたい。自戒をこめて。