Vol.3 【施術中はお客様のお身体から手を離さない】
こんばんは。
LIFEHANDの砂川です。
前回に引き続き、今回も「もみほぐし」の施術において、お客様を施術している時に、最初から最後まで施術の流れを繋げていくための
「軽擦法」の活用法を書いていきます。
現役セラピストの方は実際に施術をしているので思い返してみると気づくとおもうのですが、
お客様を施術中、右側から左側へ移動する時や
下肢(下半身)から上肢(上半身)に移動する際、ご自身の手がお客様の身体から離れてしまうことはありませんか?
えっ?
そんなこと些細なこと?
と思われるかもしれませんが
【施術中はお客様のお身体から手を離さない】
ことを徹底し、基礎にすることで
施術の満足感や丁寧さの伝わり方が
変わります。
様々な価値観のリラクゼーションセラピストが
いるので、これが正解とか不正解だと
言いたい訳ではないので、あくまでも参考にして頂けると嬉しいです。
お客様は料金を支払い施術を受ける立場なので、無意識に身体の感覚で些細なことでも
評価をしています。
自分の身体に手が合うセラピストなのか
手が合わないセラピストなのかを無意識レベルで評価しているのです。
だからこそ、細かいことを意識しながら施術をしていくことが大切になってきます。
実際にセラピストの方同士で施術を受け合って試してみると分かりやすいと思うのですが、
最初から最後まで施術中にセラピストの手が
お身体から離れないような流れを作れる方と
そうではない方の施術を受けてみると
施術スキルが同等だった場合、施術中に身体から手を離さないような流れを作れるセラピストの方が満足感と丁寧さが伝わってくると
思います。
記事を読み、頭だけで理解するだけではなく、体感覚で感じる方が腑に落ちやすいので実際に試してみることをオススメします。
【施術中はお客様のお身体から手を離さない】
ようにする為に、「軽擦」を活用し
施術の流れが途切れないように
工夫するのです。
ポイントはとてもシンプルです。
施術中にポジションを移動したり体勢を変える際、右手か左手のどちらかの手をお客様の
お身体から離れないように触れたまま
移動すること。
この時、手のひらで触れておくというのもアリですが、あえて一旦「軽擦」したあとにポジションを移動するのがオススメです。
例えば右頸部〜右肩、右肩甲骨、右上腕〜右前腕、右手掌部の施術が終わり左頸部に移動したい時、両肩甲骨(僧帽筋上部)を1〜2回両手の手のひらで丁寧に軽擦した後、どちらか片方の手を触れたまま左肩の施術に入るという流れを作ることができれば、お客様のお身体から手が離れることがないのでセラピストがポジションを移動していたとしてもお客様からすると
「施術を受け続けている」という
認識になります。
お客様の立場になった時、最初から最後まで
施術を受け続けていたという体感覚を感じて頂けるかどうかが大切なんです。
もちろん、セラピストとしてリラクゼーションの知識、解剖学、リラクゼーション手技のスキル向上も大事なのですが、たとえ知識やスキルが向上したとしても、施術を受けたお客様が
「このセラピストは施術が適当でガサツだな」と思われたとしたら、リピートしたいと
思うでしょうか?
ご自身がお客様の立場だったらどうですか?
恐らくリピートしたいと思わないですよね?
なので細かくて些細なことかもしれないけれど
【施術中はお客様のお身体から手を離さない】
ことを意識して施術を提供してみてくださいね。
応援しています!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
それではまた。