2021/3/10 新聞記事ピックアップ
こんばんは。2021/3/10の面白かった新聞記事を3つピックアップしていきます。
1. 福島原発事故「健康に影響与える可能性低い」国連報告
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は9日、東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所事故の影響を分析した2020年版報告書をまとめた。被曝(ひばく)が健康に直接影響を与える可能性は低いと結論付けた。小児の甲状腺がんの増加は、被曝が原因ではないとも指摘した。
東日本大震災から10年経ちますが、福島第一原発の廃炉処理はまだまだ継続中ですね。
そんな中で、福島第一原発事故が健康に与える影響が小さいということが発表されたようです。
原発周辺地域から避難した住民の事故後1年の被ばく量
大人:最大5.5ミリシーベルト
1歳児:同7.8ミリシーベルトになると推定
被曝線量が100ミリシーベルト未満なら、明らかな健康被害はみられない
ということから、安全であるとのことです。
とりあえず安心ですが、引き続き調査をしてほしいと思いました。
2. ICUをAI見守り、インドの病院に導入 豊通が新興に出資
クロスシンクはICU(集中治療室)に入る患者の容体を人工知能(AI)で24時間管理するシステムを開発中で、豊通はインドで運営する病院でシステムの導入を検討している。
ICUは看護師が巡回して異常がないかを確認する
24時間巡回を続けられるわけではないので当然見落としが起こる可能性あり
感染症患者の場合、防護服を脱ぎ着してICUの巡回が大変
看護師の負担を解決するためにAIがICUの患者をモニター越しに見守る
モニター映像をAIで分析して異常を予測して医療従事者に伝えることが出来る。
普及すれば医師、看護師の負担が減るので、その他の業務に体力と時間をさけるようになりそうですね。
これだけの巡回などを日々こなす医療従事者の方には本当に頭が下がります。
3. 第一三共、国内初「mRNA」ワクチン 臨床試験を開始へ
第一三共が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を3月下旬にも始める。米ファイザーのワクチンと同じ「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる物質を国内勢で初めて採用する。国内ではファイザー製ワクチンの接種も始まったが、次のパンデミック(世界的大流行)への備えや安全保障の観点からも国産技術確立を急ぐ。
第一三共のワクチンが治験に進むそうです。
アンジェス、塩野義製薬に続いて日本で三社目となりましたね。
ワクチンはファイザーと同様にmRNA型だそうです。
mRNAは細胞の中に取り込まれると、DNAに読み取られます。
読み取った情報からタンパク質を合成します。
このタンパク質はコロナウイルスの突起部分と同じもので、これに対して抗体ができます。
なので実際にウイルスが入ってた場合、同様にウイルスに対して攻撃ができるようになり、免疫状態になります。
ワクチンの入手は、これから生命線になるかもしれません。
いち早く国産ワクチンができて、外資メーカーに頼らないコロナの抜本的な対策がとれるようになると良いですね。
皆さんはどんな一日をお過ごしでしたか?
最後まで読んでくださった皆さんに良いニュースが訪れることを願っております。