人の命は腸が9割
腸は第二の脳と言われるだけあって、私たちの寿命・健康に関わる。その所以として多細胞生物の全ては腸から進化しているのだ。本書はいきすぎた清潔思考に反論を唱えており、細菌と共存することの正当性を説いている。
清潔すぎるのが良くない理由
乳幼児期は清潔させすぎるのはよくない。なぜなら免疫や抵抗力が育たないからである。子供たちには自分の汚い手を舐めさせたり泥んこ遊びさせたりするのでちょうど良い。要するに重要なのは様々な細菌と触れ合うことで強い腸が育つのである。因みに一人っ子よりも兄弟ありの方が腸は強くなる。なぜなら様々な菌に触れる機会が多く、箱入り娘のような状態にならないからである。
電磁波に注意しろ
スマホ・PC・冷蔵庫などあらゆる電子機器から電磁波が発せられる。電磁波の危険性はWHO(世界保健機関)も正式に説いており、実際問題として電磁波過敏症(EHS=electromagnetic hypersensitivit)がある。また生殖器や胎児に悪影響を与え、未知の部分が数多くある。当然ズボンのポケットにスマホを入れるのは良くない話である。おまけに活性酸素(体のコゲ)も発生して腸にも良くない。
水にこだわれ
水の役割はざっと8つある
①発汗による体温調節
②新陳代謝の促進
③有害物質の解毒・希釈
④緊張・興奮・イライラ・精神の興進を鎮める
⑤入眠安眠の促進
⑥心身の覚醒作用
⑦利尿排便の促進
⑧血液の循環の促進
飲料水は非加熱の天然水がオススメ(鉱泉水、硬水、温泉水)
ミネラルバランスが優れておりアルカリ性だからである。健康な人の体は弱アルカリ性なので、其の点においても理にかなっている。加えて天然水(アルカリ性)は老化の原因である活性酸素(酸性)を中和させる効果もある。