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ホームレスについて

最近話題を博しているホームレスの問題について、自分なりの考えをまとめておこうかと思う。

公園や歩道、駅の所々で寝そべり虚な目で社会を見ているホームレス達。
彼らは税金を払うこともなく、道ゆく人々に小銭を貰い、その命を明日へと繋いでいる。
自業自得だと笑う人もいれば、人生色々あるよねと同情する人もいる。が、やはり社会にはホームレスを軽蔑する目で見るような風潮があると、
自分は感じる。

先日、某Youtuberのホームレスに対する差別発言が問題になったように、
世間のホームレスに対する風当たりは強い。

犯罪を犯したわけでもないのに、
「ホームレスは犯罪者と同じだから処刑すべき」とまで言われてしまう。

失敗した者にはもう生きる価値はないのだろうか?
国にとっての役立たずは殺されるしかないのか?いや、違う。

ここ日本はそんな国ではないはずだ。

全ての国民が平等に人権を与えられ、生きる権利がある。
才能に満ち溢れた人間にも、総理大臣の息子にも、田舎の米屋にも、障害を持つ人間にもだ。
そもそも人間の「価値」なんて、どこの誰が測り得るものなのか。
そんな烏滸がましいことを言う輩は、自分は神にでもなった気でいるのか。

まぁ、自分が話題の中心になったり、税金を多く払っていたりすると、
人間というのは謙虚さが欠けていくものだと、
今回の炎上騒動で誰もが思ったのではないか。

自分はホームレスについて考える時に、常に「未来の自分の姿」だと思うようにしている。
明日は我が身、常にそう思うことで、じゃあそれを避けるためにはどうして生きていけば良いかを考える事ができるからだ。

自分はホームレスになりたい訳じゃない。
普通に働いて、欲しいものを買って、休日はやりたいことをして…
という普遍的な人生を望んでいる。
恐らくみんなそうなんじゃないか。
ホームレスの人たちだってそれを望んでいたはずだ。
だけど、人生は長い。
何かどうしようもない理由があって、今の人生があるのかもしれない。
今その人がホームレスだからといって、その人を否定していい訳なんてない。
路上で寝転がるおじさんを見かけるたびに、そんな想いがふと頭の中を巡る。

だが、人生何が起こっても不思議じゃない。
そう思うからこそ、もしもホームレスになってしまった時のシミュレーションをしておくのも大事だと思う。

起業でも、投資でも、何か大きなチャレンジに失敗して全財産も夢も希望も家も友達も何もかもなくなってしまった時どうすればいいのか、
ある程度のところまで考えておけばいざという時に狼狽せずともすむだろう。

結局最後の最後に頼れるのは自分自身だけなのだから。


ここまでご覧いただきありがとうございました。

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