~カウンセリングのよくある3つの質問~
「産業カウンセラー」というとよく聞かれる3つの質問があります。
1、カウンセリングってどんなもの?
私が学んだカウンセリングは
「個人がもつ問題や悩みの解決のために専門的な理論と方法に基づいて行われる相談や援助のこと」と定義されていました。
友人への相談や愚痴と違うのは、専門的な理論と方法に基づいて話を聴いている点です。
では、初めてのカウンセリングはどんなものかというと、
①予約する
②初回面接
③定期的なカウンセリング
となり、②は、カウンセラーの自己紹介と、カウンセリングの時間の使い方の説明、そしてカウンセリングとなります。
クライエントは自由にご自分の話を始めて下さい。
ホントに、自由に。
なぜ自由で良いかというと、どんな話にもその人の価値観が現われるから。話していることには全て意味がある、そう思って私はお話を聴いています。
私がカウンセリングを学んで一番に良かったと思うことが、「カウンセリングが今ある問題解決だけではなく、これから遭遇する問題を予防したり、自ら解決していけるように人間的成長を支援できる」ことです。
2、カウンセリングはどこに行ったらうけられるの?
現代であれば、ネットで検索。
その他、会社にカウンセラーなどの心理職がいたり、会社の福利厚生として24時間匿名で相談できるサービスなどと提携している場合もあります。
話がそれますが、「会社のカウンセリングは秘密守られますか?」と本当によく聞かれます。誰にも言えないからカウンセラーに相談するのであって、その内容が会社に漏れるのは…嫌ですよね。
カウンセラーには守秘義務があります。が、就業時間内に会社で雇っているカウンセラーに相談するのだから、会社で内容を把握して当然、と言う管理の体制もあるにはあります。ですので、相談前には絶対にカウンセラーに確認して下さい。
日頃から会社のカウンセラーと話せる関係性を作っておくのもおすすめです。大問題になる前に小出しに話す。
ストレスマネジメントにもなるし、いつもより深刻な問題に直面したとき、カウンセラーに発見してもらえます。
自分のストレスって以外と気がつきません。
私も自分のストレス、ご飯がノドを通らなくなってから、職場の人の指摘で気がつきました。もう20年くらい前の話ですが…。
3、よいカウンセラーを探すにはどうしたら良いですか?
相性もあるので、会ってみなければ分からないのが正直なところ…。
私の友人が、子どものことでスクールカウンセラーと会うかどうか悩んでいたとき「顔も知らない相手に会う気がしない」と話していました。
カウンセラー側でも、身近に感じてもらえる努力をしなければと思います。