“チクフル” マンションシリーズ
こんにちは。涼香です。
東京都内で自宅マンション購入のサポートをしています。
マンションシリーズというと、どんなのが有名どころなんだろう。
野村不動産のプラウド、住友不動産のパークマンション、東京建物のブリリア、東急不動産だとブランズなどが思い浮かびます。
たくさんの素敵なシリーズがありますが、私のnoteでは、いまは分譲されていないビンテージマンションシリーズのお話。
その中でも高級なものではなく、もっと身近で私たちの生活の中にあり、リアルな暮らしを支えてきた建物たちです。
はじめに言っておくと、かなり私の独断と偏見で書いていきます。でも、実際に案内をしたり取引をしたことがあって知っている上で、(個人的な)評価や好きポイントをプラスしてご紹介します。
好きポイント
1.立地のよさ
なんといっても、“チクフル”の良さは立地でしょう。
東京は1960年代、東京オリンピックの頃に都市の開発とともにマンションが建てられていきました。
建物は、やはり便利で地盤のよいところから建てられていくものなので、古い方が立地が良い傾向にあります。
2. 管理の良さ
清掃が行き届いていたり自転車置き場がきれいだったり、ハード面の管理も大事ですが、私が見るポイントは、内部の経営面。
マンションが長生きする秘訣は、貯金とお手入れです。それがきちんとしていればいるほど、そのマンションでの暮らしが大切にされてきた証拠という感じがして、愛着がわきます。
3. 外観のかわいさ
これはもう完全に主観。私の好みでしかないですが、昔のデザインってかわいいと思うのです。特に日本にお金があったバブル期などに建てられたマンションは、お金をかけて凝ったデザインが施されていたりプールがあったり。今は絶対やらないよなと思うような意匠があります。
おすすめシリーズ
| シャンボール
もう、白亜のお城という感じのマンション。外壁にお花や植物の装飾がされていたり、塔屋にエンブレムなんてつけちゃったり。
調べてみると、フランスの南部にシャンボール城というのがあるみたいだけど、意識していそうな気がします。
シャンボールは見た目もかわいいのですが、管理面もすごく良いことが多いです。実は茶色のタイルのシャンボールもあるのですが、私は断然、白派!!
| 秀和レジデンス
言わずと知れた有名ビンテージ。白い壁に青い屋根が特徴ですが、実はマンションごとに微妙に色や模様が違っているんです。
「マンションは管理を買え」という言葉の生みの親だけあって、管理面がよいことが多いです。
| 東豊エステート
外観はシンプルながらも、レトロなディテールがところどころに垣間見れます。シャンボールや秀和のようにコテコテが苦手という人でも、このくらいのテイストだと好まれやすいのでは。
雁行(ガタガタした形)した建物が時々あって、特徴的です。
■柿の木坂東豊エステート
ある出来事があって価格がとても安くなったことがあるマンションですが、今はもうそこまで安くなくなりました。
その出来事についてはネットで検索するとたくさん出てくるので、ここでは言及しません。
| 日商岩井
今は双日という会社名になった日商岩井。
東京でマンションを探しているとよく出会う名前です。
昭和37(1962)年の区分所有法や住宅金融公庫の整備とともに一気に大衆化された時に、日商岩井はこの傾向をいち早く察知し、他社に先駆けてマンションを事業化したそうです。
人々のリアルな暮らしに寄り添ってきたマンションです。
おまけ
高級マンションは紹介しないと言っておきながら、やっぱり大好きすぎるビラシリーズ。東京オリンピックのあった1960年代(第一次マンションブーム)の頃のシリーズで、ボックスが組み合わさったような形に、独特のカラーリングや植物がプラスされていて、なんともいえない魅力。
この年代だと明治神宮前のコープオリンピアが大有名だけど、やっぱり私はビラシリーズが好き。
あぁ、マニアックになってきた。
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