会社で困ったことがあったら、まずは総合労働相談コーナーor労働基準監督所へご相談ください。
総合労働相談コーナーの相談員として7年目になります。
相談電話をうけているとおそるおそる「わたしの相談ここでいいですか?」とかけてくる方がいらっしゃいます。
職場の問題で困った時に、どこに相談したらいいかわからないのですよね。
どこに相談したらよくわからない方が多いので、相談する方は、もうどうしようもなく追い詰められて相談してくる方がほとんどです。
もっと気軽に相談してほしなーといつも思っています。
労働問題は、会社と労働者の方との自主解決が基本ですが、気軽に相談して情報を得ていただくと、自主解決のために役に立つのではないかと思います。
「会社で困ったことがあったら労働基準局に相談すればいいですか?」の記事をたまたま拝見しました。
「労働基基準局」に相談することは間違いというわけではありません。しかし、たらいまわしにならないようするためには、できれば適切な相談窓口を知っていただいた方が良いのではないかと思って、どこに相談したらよいのかということを書いてみます。
◆まずは総合労働相談コーナーへ
総合労働相談コーナーは、平成13年に「個別労働紛争解決促進法」が制定され、その際に設置された窓口です。
職場のトラブルに関するご相談や、解決のための情報提供をワンストップで行っています。
相談窓口は、各労働基準監督署内と都道府県の労働局にあります。
面談・電話のどちらでも相談できます。
「女性相談員がいます」と表示されていますので、「女性相談員」をお願いすることができます。
相談をしていると「男性相談員」をお願いしますと言われることもありますので、「男性相談員」をお願いしても構いません。
解雇、雇止め、配置転換、賃金の引下げ、募集・採用、いじめ・嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。
全国の総合労働相談コーナーは下記から探せます。
「個別労働紛争の解決の促進に関する法律」の基づく「助言・指導」や「あっせん」については、また別に書きたいと思います。
★労働条件相談「ほっとライン」
労働条件相談「ほっとライン」は、「労働条件」行政機関の窓口が空いていない時間帯に相談できる窓口です。
月~金:17:00~22:00 土・日・祝日:9:00~21:00
※12月29日~1月3日を除く。
フリーダイヤルなので無料でかけることができます。
◆労働基準監督署
労働基準監督署は、労働基準法に記載されている次のような決まりが守られていない時に、事業所を指導するのが仕事です。
もちろん、労働者、使用者のどちらからの相談も受け付けています。
全国の労働基準監督署は下記から探せます
◆男女雇用機会均等法、育児介護休業法、パートタイム労働法の相談は雇用環境・均等部(室)へ
47都道府県にある労働局に置かれる雇用環境・均等部(室)で、男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、パートタイム労働法等に関する相談を受け付けています。
全国の雇用環境・均等部(室)は下記から探せます。
◆雇用保険のことについてはハローワークへ
・雇用保険に入れてもらえない
・離職票が送ってもらえない等
雇用保険に関する相談も時々受けますが、雇用保険に関することは基本はハローワークですので、ハローワークにご相談ください。
*なお、退職日から2週間を経過しても、お手元に「離職票が届かない場合」は、失業保険を受ける方が住んでいるところを管轄するハローワークにご相談ください。
全国のハローワークは下記から探せます。
★無料カウンセリングを提供しています。
よろしければご利用ください。
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