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術後3日目(直腸がん→人工肛門造設)

レントゲン

朝、起き抜けに「レントゲンに行きましょー。」と言われました。

『そういえば昨日、そんな話してたなぁ』

『昨日、立つのがやっとだったし、座れないし、どうやってレントゲン室まで行くんだろ?』

と、なんだかいつもよりスパルタの看護師さんに誘導され車椅子へ。めちゃめちゃ尻が痛い!

どの姿勢がよいか、もぞもぞ探しレントゲン室へ。

立位と仰向けで撮影。亀のように遅いスピードで動きました。

歩行練習

部屋に戻るとさっきのスパルタン看護師さんが「術後の歩くことの重要性」を説明してくださいました。

とにかく、身体が動くと腸も動くらしい。

それを聞いた私は『うおー!!』とやる気が出て

(というか、動かなさすぎではないの?と非難されている気持ちになって)

「歩きたいんです、わたし!!歩きます!」

とスパルタン看護師に申し出ました。

するとたくさん、私につながっている管をまとめてくださり、「これで行けるよ、行ってきな。」となりました。そしてスパルタン看護師さんはその場をさりました。

何しろ、術後の初回歩行。気合でいってやるさ、と点滴棒を頼りに廊下へ。

右手に点滴棒、左手は手すりでゆっくり歩きました。転倒不安はありませんが、頭はフラフラするし、足が前に出にくい、身体が垂直に起きない。

すると心配した看護師さんが声をかけてくださり、見守りをしてくださいました。初回歩行はやっぱり見守りが基本?なんでしょうかね。

「無理せずに歩くときは声をかけてくださいね。」と言われました。

看護師さんの中でもスタンスが異なる方がおられるんでしょう。

その歩行後、手術をしてくれた医師からも「どんどん動いてくださいよ」と言われました。

ひとりで行っても良いです派と

歩くときはと看護師を呼んでください派が

あるのかな?

昼から両親が面会に来たので、『ようし、願ってもないチャンス!ロビーまで歩いていこう!』とチャレンジしましたが半分くらいで力尽きました。

えー?たった3日間歩いてないだけでこんなことになる?

自分の「できる感覚」と「実際の身体能力」がかけ離れてました。

ここを統合する作業がこれからの課題です。

食事再開

ペースト食ですが食事再開になりました。

麺以外、形がない。

茶色いやつは豚肉のペースト、白いのはババロアのようなものでした。

何はともあれ、3日ぶりの食事。甘いものが美味しい!!ばんざーい!!


ストーマ(人工肛門)管理

さあ、はじまりますよ。ストーマ管理。

今日はパウチ(排泄物が入る袋)交換でした。

看護師さんのすることを見学しましたが、できそうかな。

またはじめて自分のストーマを見ましたが、なんかきれいな赤ピンクの3センチ程度の球体に近い塊です。

こいつが新しい相棒です。

たかし、と名付けましょうか。

やめときます。

看護学生さん今日で終了

人生上は通りすがりのおっさんであり、たまたま偶然出会った看護学生ですが、なんか意味があるんですよね、たぶん。わたしという患者が勉強の題材になってれば幸いです。

いい看護師にと願うばかりです。

記録しなければ、数ヶ月したら忘れてるでしょうが今回記録したので忘れませんよ。

しかし、若かったなぁ。

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