文系卒業の自分がカナダで専門職に就くまでのプロセス

こんにちは、Tommy です。以前カナダで就職できたnoteを書いたのですが、前提条件を結構省いていたので、そこに関して書いていこうと思います。自分のような文系卒の人間がどうやってweb developer になったかを書いていきます。一応経歴から書いていくので、当てはまる方も当てはまらない方もいるとは思いますので、"ふ~ん、こんなやつもいるんだな"的な感じで見てもらえればと思います。

高校時代

高校は地方の公立進学校です。自分が卒業したところは偏差値68 だそうです。ただ、高校入学するときは一生懸命勉強してましたが高校入学してからは、勉強してもしても分からないことが多くて、一年生のときは学年最下位あたりを彷徨ってました。ただ、一年生後半から学年順位が真ん中くらいにはなります。このときは数学苦手でしたが、理解できる内容については好きでした。確率の分野とか漸化式とかだけはなぜか点数取れて、他はボロボロでしたね。"理解して納得しようとして、次に進もう"ということを重視し過ぎて演出時間が足りてなかったです。全てを理解しながら進むのは私の頭では無理だったので、解法暗記に注力しました。解法暗記したところで理解が及んでないところや、応用問題は解けてませんでした。要はこの問題を解くには何が必要かの逆算し、何故この公式や定理を使うのかという逆算思考が出来てませんでしたね。周りのできる子たちは頭の中で思考をしている中で自分はただただ暗記したところを当てはめるだけなので、"考えて"ないんですよね。そんなこんなで、文系教科はかなりいい成績取り始めましたが数学は低空飛行でしたね。高校三年間で平均点取れたの数えるほどしかないです。ですが心の中では、"数学を成績関係なく、理解して納得するまでやって楽しみたい"って思ってました。なので、センター試験終わって二次試験の第一志望落ちた後に数学の教科書見てました。まぁ、そんな受験エリートではない私は私立の中堅大学行きます(因みに留学やら奨学金やら、素晴らしい教授や友だちにも会えているので、卒業した今となっては後悔してません)
因みにその当時流行ってた国際なんちゃら学部に進学します。

大学時代

国際なんちゃら学部に進学してからは自分の好きな科目だけ取れるので高校よりもイキイキしてました。ただ、家庭の事情で往復6時間ほどかけて通学、バイトを週5でしてたので常に体力はギリギリのラインで生活してました。交換留学のためにGPAとTOEFLもやってたので、早く卒業して解放されてぇなと思ってました。因みに交換留学でスウェーデンに行ってガチで国際関係勉強してました。未だに何故単位取れたのか分からんくらいには当時の自分には難しかった。このときに何故かブログやらHTML CSS に手を出し、自分でもできるのではと変に自信を持ち就職の際にSIer ばかり狙ってました。新卒で海外に就職したり、ワーホリなども選択肢としてあったのですが、自分は海外でやっていける実力はないなと判断し、日本で就職することを選んでいます。そもそも大学受験でも文理選択でも嫌というほどに自分の無力さを理解していました。また、国際関係を学び、医学、工学、農学、土木の学位を持っていない自分が助けが必要な地域に行っても何もできないということも理解し、自分がまだまだ何もできていない無力な若造だと理解したのも大きいです。ちなみに就職はうまくいって、とりあえず東京に進出します。


社会人時代

結構大きめなSIer に入ったのですが、配属先はやや黒でした。まあ、黒ではありましたが、情報工学も、DBもプログラミングもほぼわかってない新人を育ててくださったのでそこについては感謝してます。入社1ヶ月して受けた基本情報の模擬試験で合格点ぎりぎりだったのに、なぜか褒められました。そのあとは配属されてからの2年間は、、、もうだいたい忘れました!!!毎日忙しかったのと、業務をこなすことで精一杯で自分で勉強する時間も取れずに休みの日は寝てました。ただ、上司が48時間くらい連続で勤務していたり、年末に障害対応でホテルに深夜3時とかに帰宅?して、8時半に出社したりする環境に身体を壊してしまい、退職を決意。


塾講師

CSを学び直すことを決意して、海外の大学を探して、最初はヨーロッパに行くつもりでしたが、学費や卒業後のビザのことを考えカナダに変更。(今は結構情報もたくさんあり、北欧や中欧、オランダなどでCS学ばれてる学生がいらっしゃるようです。)ただ、数学力を鍛え直すために、カナダの大学に行くまでの1年間で塾講師をして自分の学力を磨き直すことにしました。そこで、ト○イで講師をしてました。高校生に数学を教えることになり、数学はチャート全部やり直しました。また、生徒から授業範囲を確認してそこの内容を事前に勉強して、その子の苦手を確認して演習問題も作ってました。その結果、自分の数学力もメキメキ伸びました。ちなみにこの業界も人材不足で私は中学受験から大学受験まで対応してました。(数学IAIIB、英語、古典、漢文、現代文、小論文、中学理科、日本史、政治経済)は教えてました。(今になって思うのは、このときに日本の国立の工学部受けておけばよかった)ちなみに受け持ったの生徒さんはみんな学力が向上し、自分も楽しかったです。BCIT合格するまでは毎日授業して、復習して、予習してみたいな感じでした。


受験校選び

私がカナダの学校を受験する際にCS関連を学べること、就職率と知名度を重点的に考え選びました。ちなみに4年制大学の理系は学費が高すぎると、国のローンや奨学金を考えても既卒で25歳以上の自分に使えるものがなかったです。私立カレッジと公立カレッジを選ぶ際は、卒業後のビザを考え公立にしました。また、そもそも自分が日本の非有名私立大学卒業しており、知名度というもの大事さを身をもって実感していたので、とりあえず得体も知れない外国人で語学も完璧でなく、技術的にも突出してない人を雇うなら雇用者は少しでも知名度があるところを選ぶだろうとの考えでBCITを選びました。

結論

BCITに入学するまではこんな感じで過ごしてました。自分は理解するのに時間がかかるのでとにかくすごく遠回りをしながら、時間をかけてBCITに来てます。もしはじめから海外のCSを専攻できる頭があればそれを選んでますが、そうではなかったのでこの紆余曲折の道をとってます。また、自分は当時国際なんちゃら学部という流行りの学部を卒業しており、策なく流行に乗ることの危険性や専門性を持たないことがどのように自分のキャリアに響いていくか否応なく経験しました。色々と痛い目に合ったので、若いうちに挑戦するのは大事ですが、それよりも自分が何を成し遂げたいかを逆算で考え自分のキャリアを構築するようになり、カナダで就職できる分野で且つ自分が興味を持って取り組める内容の専門を選びました。

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