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市場価値を高める転職をするには、需要の高い職種を狙え

私が新卒で就職活動をしていた9年前は、新卒採用といえば総合職での採用で、一律的な給与が決まっていました。
学卒、院卒、博士卒では少しだけ給与に差はあれど、非常に微々たるもの。

総合職で入社するのだから、どの職種になったとしても年収は一律。
営業職であっても、管理系職種出会っても、年収はほとんど変わることはありません。

総合職としての入社なので、入社した後はどの職種に配属されるかは完全にガチャでした。面接では「研究がやりたい」といっても、入社すると営業に配属される人もたくさんいました。
そのため何でもできそうな優秀な人材の指標として、学歴が重宝され、東大・京大といった高学歴の人が非常に有利な時代だったと思います。

そんな学歴偏重な時代から、新卒であっても職種が重視されるジョブ型の雇用に変わってきました。

その象徴的な出来事が、GMOインターネットグループの2023年度採用より実施される、新卒給与No.1『710プログラム』です。
以下の職種をこなす専門知識を有してる人材であれば、新卒でも年収710万円が保証されています。

【主な職種例】(高度な専門知識を有し実務に反映できる人財に限ります)
・ エンジニア
・ クリエイター
・ データサイエンティスト
・ 管理部門専門職
・ 企画営業職
・ マーケティング 

『710プログラム』で求める人財像

GMOインターネット株式会社が有価証券報告書で公表している2020年度の平均年収(給与)は624万円であることを踏まえると、年収710万円はかなり高い水準です。
下手したら、自分の上司よりも新卒の方が年収が高いこともあるでしょう。

社会の変化として、お前は何が出来るんだ?というのを強烈に求められるようになったと感じます。


キャリアを作るには、職種の一貫性が超大切な時代に

社会の変化として、総合的なスキルを求められる「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用」になってきています。

それは新卒採用だけでなく、転職採用でも同じ話です。
だからこそ、キャリアを作りには、職種の一貫性が超大切な時代になってきました。

私が今いる会社で、新卒で1年も経っていないのに転職していった人がいました。

彼女は、もともと研究がやりたくて入社したのに、マーケティングに関わる部署に回されたのが嫌だった。とのこと。

2〜3年我慢して部署異動する可能性に賭けるよりも、自分がやりたい研究をずっとしたい。と言ってました。

厳しい競争を勝ち抜いて今の会社に入ったはずなのに、やりたいことが出来ない。それだけで転職するという決断に私は衝撃を受けました。

それと同時に、キャリアを作るには、職種への一貫性が超大切な時代に転換しているんだと肌で感じました。

転職をするときは、需要の高い職種を狙え

市場価値を高める転職をするためにも、職種選びは非常に大切です。

今のままの職種で専門性を磨くか?
職種を変えて、新しいチャレンジするか?

その2択を検証するには、今いる職種は「需要の高い職種」であるか?という視点が非常に大切です。

市場価値を高めるためには、「個人の能力」よりも「世の中の需要」の方が大切です。
世の中のトレンドを把握して、転職市場の中のホットスポットを探しましょう。

GMOの新卒採用では、以下の職種がピックアップされていました。

・ エンジニア
・ クリエイター
・ データサイエンティスト
・ 管理部門専門職
・ 企画営業職
・ マーケティング

こういった新しく需要が生まれた職種を狙いましょう。

20代ならまだしも、30代で未経験の職種を狙うのはキツイですよね。
30代なら今の職種のまま、成長していて需要が伸びている業界に移動するのも需要を捉えた良い転職です。
また、「英語が出来る+営業が出来る」と言うスキルの掛け算で、希少さをPUSHして需要を生むのも良いでしょう。

こういった需要の高い職種に身を移すことで、市場価値をガンガン高めていけます。

逆に今のいる会社で上記のような経験を積めるのであれば、転職する必要はなく、経験を重ねることで市場価値がガンガン高まります。
私自身もこのような視点で、年収をガツンと上げることができました。

社会人はキャリアの一貫性が非常に大切です。
そのためにも、需要の高い職種であるか?と言う視点を大切にしてください。



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