不動産投資~アップサイド、ダウンサイド
こんにちは。
前回は不動産投資におけるストーリーについて解説しました。
今回はそのストーリーのたてかたについてです。
といっても、細かいものではありません。
まずは大局の話です。
大きくわけてストーリーは3つ必要です。
発生確率が一番高いと思われる「ベースストーリー」
こういった条件が揃うと回収が早まる、利回り上昇するなど良くなる想定の「アップサイドストーリー」
こういった条件が揃うと回収が遅くなる、利回りが下がる、売却が出来なくなるといった状況が悪くなる想定の「ダウンサイドストーリー」
特に必要なものは、「ダウンサイドストーリー」です。
「どのような条件が、どういった確率で発生するのか、分からない」
前回も言いましたが、分かりません。
でも想定しないと、想定できないのであれば、投資すべきでありません。
投資には成功することもあれば、失敗することもあります。
例え、利回りが悪くなっても、資産が目減りしても、撤退できれば問題は小さいです。
撤退できずに、どうにも行きゆかなくなることが、一番の問題です。
最悪のケースでも、いかに撤退するかを想定しておけば、傷は小さくて済ますことはできます。
もちろん、想定していた以上のことが起きないとは言い切れませんし、その場合のほうが多いかもしれません。
ただ想定してない、楽観視している、状態で起こるよりはるかにマシです。
この価格であれば損はするが売却できる、ここまで家賃を下げれば空室は避けれらる、違う使い方ができればまだ使える、取り壊しをして土地のみであれば売却はできる、これらに限りませんが出来得る想定はしておきましょう。
アップサイド(妄想)は楽しいですが、そこにエネルギー消費しては時間がもったいないです。
「勇気ある撤退」は常に想定しておきましょう。
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