60代女性が諦めていたことをやろう!と思ったキッカケ/エンディングノート講座
2023年6月に伊丹市公民館事業の市民講座企画「エンディングノート講座」の講師依頼があり90分の講座をしました。
いつもとは違う内容のエンディングノート講座
いつも、エンディングノート講座や講演の依頼があると、「エンディングノートとは何なのか?」を知ってもらうことを目的とした講座内容でした。
なのでエンディングノートを書くメリットやエンディングノートの内容について、それにまつわるエピソードなどを話てきました。
でも今回はちょうど私自身が、2023年からは40代、50代、60代の方に向けて人生後半の生き方に役立てることを目的としたエンディングノートの発信をしていきたいと考えていたので内容をガラッと変えて挑戦しました。
エンディングノート講座内容の違い
2022年までのエンディングノート講座の内容は基本編でした。
内容は以下のとおりです。
【エンディングノート基本編】
エンディングノートとは
エンディングノートを書くメリット
エンディングノートは誰の役に立つのか
エンディングノートと遺言書の違い
エンディングノートの内容
エンディングノートよくある質問
エンディングノート基本編ではエンディングノートそのものについての基礎知識をお話してきました。
当然、書くことで家族への感情が変わり、自分の時間を大切にしようと思うことなど大きな大きなメリットも力を込めてお話しています。
しかし、実際に書こうという気持ちになってもらうには足りていなかったのです。実際に世間一般的にエンディングノートを書いている人の割合が低過ぎます。
エンディングノートの実態調査データーを調べてみると結果に差はあるもののエンディングノートを知っている人の割合は約70%以上、エンディングノートを書いた人の割合は70歳以上でも約23%です。
エンディングノートを知っていて且つ重要なこともわかっているけど、書いていない人の割合が多過ぎます。
だからいつまで経っても自分の人生の後半を何となく過ごして最期を迎える人が多いんです。
それじゃあ、もったいないんです!
自分で「人生後半は何も望まない、何も成長する気はないから、特に何もせずただぼんやりと毎日何とな~く過ごすのが1番の幸せ。」としっかり自覚してその生き方に満足し、幸せを感じて過ごしているならOKです。
でもそうではなく、意図せず、意識もせず、ただ何となく過ごしてしまっている人は本当にもったいないです。
自分はどんな状況、状態だったら幸せだと感じるのかを自覚することが人生を豊かに幸せにする第1歩です。
ココに気づいて欲しいのです。
自分の世界観がどんな世界であれば自分は幸せなのか。
まずココを自分で知ることから始めないと自分の生き方は見えてきません。
よく人生は山登りに例えられます。
自分の登りたい山くらい決めとけ!
ってことです。
これを決めないから、世間的な常識に巻き込まれ、人に流され、自分がなくなるんです。
深い話はここではしませんが、とにかく2023年からはエンディングノートを書きたいけど、なかなか書けない人はもちろん、
自分の人生を真剣に考えたいけど、どうしたらいいのかわからない、
何のために生きているのかわからない、
やりたいことが見つからない、
自分に自信がなくてやりたいことが始められない
など生き方を見直したい人、
人生後半の自分を変えたい人
の応援サポートの入門編としてのエンディングノート講座に進化させました。
「エンディングノートを書こっ!」と決断して実際に書く人を増やすことを目的としたエンディングノート講座の内容は以下のとおりです。
「そろそろ終活しようかな。」⇒ 「エンディングノートを書こう!」【気持ちの変化を起こさせるエンディングノート講座の内容】
1.今日の講座を聞いて得られる結果
・究極の最期が手に入る方法がわかる。
2.エンディングノートを書いた人の気持ちの変化
・現状は何も変わっていないのに気持ちが180度変わり行動が変わる。
3.なぜ、人生の最期を考えなければいけないのか?
・登る山を決めろ!
・ゴール設定の重要性【3:10:60:27の法則】
・何歳からでも始めないと後悔する
「諦めた60歳のおばあちゃんと諦めなかった65歳のおじいちゃん」の90歳の結末
4.目標が達成できたかどうかは関係ない
・自分が決めた理想の最期までのプロセスがメイン。
5.アウトプットの時間
・私のコンテンツ商品の一部を使った体験ワーク
自分の未来を想像して紙に書く形式でアウトプットワークをしてもらいました。
6.今の過ごし方のままで、未来に理想の自分の姿はありますか?
・行動し続ければ自分の最期の姿が究極の最期になります。
7.エンディングノートよくある質問と注意点
・何歳になったら書けばいい?
・エンディングと遺言書の違い
・エンディングノートは1回書いて終わりじゃない
など
8.質疑応答
【最後に】
・書き始めるのは1日でも早い方がいい
・エンディングノートは自分の最期の姿を考えるための棚卸
元気に手を挙げてくれた女性の宣言が私のパワーになった
質疑応答の時間に手を挙げてくれたひとりの女性が、
「私は以前から海外旅行に行ってみたいと思っていたんですけど、もうこんな歳だし、今さら行っても仕方ないと諦めていましたが海外旅行に行きます!」と元気に嬉しそうに生き生きと大きな声で発表して下さったんです。
この瞬間、今日の講座の内容にして正解だったと確信しました。
たった90分の講座の間で気持ちがガラッと変わって行動しようと決断できた人がいたのは私にとってもすごく嬉しいことでした。
この女性は今までに体験したことがない景色を観たり、文化に触れたり、食べたことがないモノを食べたり飲んだり、お買い物をしたりされるんです。一気に世界観が広がりますよね。
それと海外旅行ですら、「こんな歳だから今さら行っても仕方がない。」と考えて諦めてしまう方がいるんだと驚きました。
おそらく「何のために今さら行くの?」、「何の役に立つの?」という風に考えてしまうのでしょうね。
自分が喜ぶことをやればそれでいいんですよね。
自分を幸せにできるのは自分だけです。
人生後半は特に、自分中心で考えてくださいね。
人生最期にどんな自分でいたいですか?
まず、自分のことを振り返り現状を把握して未来を考えてください。
私のエンディングノート講座の目的
私のエンディングノート講座の目的は2つです。
①未来の万が一に備えて自分と家族のためにエンディングノートを書く気になる人を増やす。
②自分の究極の最期を目指してそこまでのプロセスを楽しむ生き方マインドを広める。