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初めての転校
冤罪をかけられてから、爪とえんぴつをかじるようになった。
担任は休みを繰り返し、臨時教員が2回変わった。
学級崩壊、ではないが、授業は全くめちゃくちゃだった。
湯船につかる日は、週に何度もなかったが
九九が間違えずに全て言えないとあがらせてもらえなかった。
何度も何度も言わされた。
熱くて、苦しくて、呼吸ができなくなる。
サウナが苦手なのはこの体験からだ。
そのうち、2年生の3学期から私立の小学校に転校させられた。
2学期の終業式の朝、突然今日が最後だと告げられた。
友達はいなかったし、あのいつもイビってからんでくる担任と会わなくて済むと思うと、何の感情もわかなかった。