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スライド式家計簿、挫折。

半年間「スライド式家計簿」を続けて……

約10ヶ月ぶりの更新。
この10ヶ月で、家計管理や家計簿はどうなったのか。まずはその報告をしたい。
去年の11月に開始した「スライド式家計簿」は、

5月まで7ヶ月間続け、そして、やめた。
半年間「スライド式家計簿」を実践してみて、自分にとっての良い点と悪い点が明らかになり、今後、なるべく手間やストレスを感じずに家計管理をしたいと考えた結果、「スライド式家計簿」はやめることにした。

良い点:ついつい使い切っても貯められる

最初に、実践して分かった良い点を挙げていく。
「スライド式家計簿」は、節約が苦手な私でもお金を貯められる管理方法だった。
今まで、給料日直後につい無計画な買い物をしてしまったり、月末に余った生活費でつい欲しいものを買ってしまったりと、“ついつい”お金を使い切ってしまい、所謂「残し貯め」ができなかった。
しかし「スライド式家計簿」は、6ヶ月継続すればひと月分の生活費が余るため、“ついつい”お金を使い切っても貯金ができるシステムだった。

また、1週間単位で管理するため食費の管理がとても楽だった。
頻繁に出費のある食費は、1ヶ月で管理するより、1週間単位で予算を決めた方がコントロールしやすいと気付いた。
1週間単位で管理していると、その週の予算をオーバーしても次の週に調整できるので、リカバリーがしやすい。
“ついつい”の使い過ぎに気付きやすいのだ。

悪い点:カレンダーで管理ができない

次に悪い点。端的に言うと、“1ヶ月”で管理できないことが想定以上に大変だった。
「スライド式家計簿」は5週間もしくは6週間で区切るため、当然既存のカレンダーでは管理できない。そのため、私は「スライド式家計簿」のスケジュールに合わせた自作の家計簿で管理していた。
その家計簿上ではひと月の区切りが分かるものの、月の始まりも終わりも毎月変わってしまうため、容易には記憶できない
例えば、3月1日の出費は何月の家計簿に計上されているのか? 家計簿を開いて確認しないと、自分でも分からないのだ。

この影響でクレジットカード利用額の管理に苦戦した。
私はクレジットカードの利用額を封筒に分けることで、カードの使い過ぎを防いでいる。
2020年2月の家計簿は2/15~3/21の5週間で、クレジットカードの引き落とし日は毎月27日のため、2/15~2/27と2/28~3/21では引き落とし日が変わってしまう。
引き落とし日毎に封筒を用意して管理していたものの、利用額確定日に確認すると、利用額と封筒に分けた金額が異なっていて、いつ振り分け金額を間違えたのか分からない……ということが度々あった。
このミスを防ぐには、クレジットカードの締め日を跨がないようにする必要があると思い至った。

こうした、カレンダーで管理できないことで発生する混乱や手間がストレスになってしまい、区切りとなる5月に「スライド式家計簿」をやめることにした。

クレカ締め日を基準に家計を管理しよう。

7ヶ月を経て、私の場合、家計簿はひと月区切りの方が管理しやすいこととクレジットカードの締め日を跨ぐと混乱することが分かった。
そこで5/28からは、クレジットカードの締め日を基準に、28日~翌月27日をひと月として管理することにしている。
その区切りにしてから、封筒に分けたクレジットカードの利用金額を間違えることがなくなった。
相変わらず「残し貯め」は苦手なため、5月まで5,000円確保していた予備費を、15,000円前後確保して使わないようにしている。私は先取り貯金方式が合っているようだ。
また、食費は今も一週間毎の予算を決めるようにしている。

さて、幾ら貯まったのか?

「スライド式家計簿」を実践し、5月分の生活費が余っ

はず だった。

5/28以降家計簿が28日始まりで、給与振込は31日のため、前々月に振り込まれた給与で過ごしている。
つまり、~5/27の生活費は3/31に振り込まれた給与で、余るはずだった4/31振込分の給与が5/28~6/27の生活費になってしまった。
せっかく一区切りつくまで実践したものの、「スライド式家計簿」によって貯まったお金は0円という結果になった。
貯金ができず残念ではあるが、余るはずだったお金を使ってしまったわけではない。また、その後も家計管理自体は投げ出さずに続けている。「スライド式家計簿」を7ヶ月間頑張れて良かったと思う。

「スライド式家計簿」にも一長一短、向き不向きがある。

というのが、月並みだが7ヶ月間の結論だ。
「スライド式家計簿」は、私のように「残し貯め」が苦手な人には向いているだろうし、クレジットカードの締め日に関係なく家計管理ができるなら混乱することもないだろう。
節約したい、貯金を始めたいと考えているが、いきなり極端に生活費を減らすことはできない……という場合には、チャレンジをおすすめしたい。

この10ヶ月で貯金が順調に増えているので、後日、貯金の経過も報告したい。

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