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その人が持ってるものが何もなくなった時、それでも好きでいられるかどうか
前回の、ドラマ 友情~平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」について、引き続き書いてみようと思う。
劇中(Tverでは、1時間2分頃のシーン)、
平尾さんが看病している既婚の娘に向かって静かに言う台詞。
「さきちゃん、結婚ちゅうのは、相手が何を持ってるかが大事なんやない。
その人が持ってるもんがなんもなくなった時、それでも好きでいられるかどうかが大事なんや」
響いた。
病でいろんなことができなくなっていく自分の傍らにいる妻を見ていて、感じたことなのだろうか。
ドラマの台詞だから、実際に平尾さんが発した言葉ではないかもしれない。
しかし、私にはドストライクだった。
実は私も、以前からこのように思っていた。
仮に夫の身に何かあり寝たきりになったとしても、私はずっと好きでいられるだろうかと。
答えははっきりしていた。
誰かに聞かれたら、「はい」と即答できる。
そんな相手に出会えた私は、本当にラッキーだったと思う。
別に自慢でもなんでもない。
誤解のないように言っておくが、私はそれまでの恋愛運は恵まれていない側の人間だった。
結婚は、楽しいことばかりではない。
結婚した途端、相手のために食事を作ったり、いろんなお世話をしなくてはならない。
自分だけのために100%使えていた時間が、
相手のためにも分配しなくてはならなくなる。
相手を取り巻く環境すべてを引き受けなければならない。
それをしてもいいと思えるだけの相手かどうか。
結婚するときに、決め手になることは人それぞれある。
何が正解かなんて、わからない。
けれど、これから結婚するだろう人々は(平尾さんの)この台詞を、自問自答してみてはいかがだろうか。
「それでも好きでいられるかどうかが大事なんや」