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旅のように夢を叶える

夢を叶えることと旅は似ています。
旅先の場所を決め、どのルートで、
どの手段で、どのくらいの期間を誰と過ごすか。

「いつか行きたい」くらいだと計画も立てないでしょう。「⚪︎月⚪︎日にどこどこへ行く!」と決めた途端、航空券やホテルの手配を始めます。

途中でここに寄ろうとか、これ食べようとか色々ワクワクが膨らんでいきます。


15年ほど昔「富士山に登りたい!」と思い立ち、住んでいた福岡から富士山までどうやったら行けるかを探しました。

調べてみると大阪からの富士登山バスツアーがあるとのこと。そのツアーを予約し何を思ったか博多〜大阪の夜行バスのチケットを取りました。

想像以上に夜行バスってハードなんですね。テンション高い学生さんが同乗した日にはうるさくて眠れない地獄行きの夜行バス。もう2度と乗らないと決意したことを今でも覚えています。

ただ、そのプロセスこそが選択の経験値となります。自分にとっての心地良さを判断する材料です。

テンション高い学生さんからすると、高速バスはなんだかワクワクするものなんです。旅というものを実感できる要素を含んでいます。

だからこれは体験してみないと分からない。何をすると心が湧き立つのか、それとも疲弊するのか。食わず嫌いは勿体無い!!


大阪に着いて、そこからまたもやバスで富士山まで。富士山には色んな登山道があります。私は御殿場ルートで登山しました。

家から富士山までのアクセスや登山道を含め、どんなルートでどんな手段で目的地に向かうのか。

先に登った誰かが「この道が正しいルートだ」と教えてくれるでしょう。「あなたもこの道で登れば正解ですよ、成功しますよ」と。

だけど、その道がコンクリートで舗装された高速道で頂上まで一本道!だとどうですか?登頂を目標にしているからといって、それがやりたかったことでしょうか?

正しい道を行くことは重要です。だけどそれ以前に自分が「楽しいか」なんです。目的地を決める時に、自分はそこに行くことでそれをやることで何を感じたいのだろうと深掘りしてみましょう。


達成感かもしれないし、そこでしか見れない景色かもしれないし、一緒に登った仲間との繋がりかもしれない。

重要なのはどんなルートであれ手段であれ、楽しく正しいことをやるってことなんだと思います。


「⚪︎月⚪︎日にどこどこへ行く!」と決めて、バスなり飛行機なりのチケットを手配しツアーを手配し、としたらあとは行くだけですね。安心してそれが実行される日まで待つだけですよね。

だけど、願いを叶えることとなると何故か待てない人がいるんです。本当に叶うのかな…と疑ったり、何もしなくてもワクワクして五感で感じてたらOK!引き寄せるはず!!なんて考えたりするんです。


夢を叶えることは旅とおんなじ。


チケット手配したのなら、それは疑わずとも実行されますよね。オーダーしたのに飛行機乗れないってことはありません。叶うかなとか不安になったり疑ったりする必要はないんです。

それよりもっと残念なのは、手配も何もしてないのにただ引き寄せを待つということ。何もしてないですよね?それは叶うはずもありません。叶う準備をするとはこういうことです。「⚪︎月⚪︎日にどこどこへ行く!」と決めたのなら、当然そこに向けてやることあるよねってことです。


このように、叶えたいことを旅と例えて楽しみながら準備してみてはいかがでしょうか。

そしてもう一つ大事なことを。


私が富士山へ登った時は運良く天気にも恵まれ、高山病にもかからずに無事に登頂できましたが、こればかりはどうしようもないこともあります。同じ登山ツアーの11人のメンバーのうち3名が高山病で脱落しました。

ここで大事なのは結果に執着しないということです。ここまで来たのに頂上で御来光を見ずに帰れるか!と執着して高山病のまま登ったら命の保証はありません。また次のタイミングを図ればいいのです。結果に執着しない。これが鉄則。


結局登頂した時の達成感より、そこまでのプロセスが一番記憶にあるんですよね。
5合目から6合目へ登っただけでへとへとになったり、8合目の山小屋で食べたカレーがミシュランの星付きレストランより美味しい料理に感じたり。

一生忘れないことは、夜中2時に起きて御来光を見るために山頂を目指す途中に寝転がって休憩を取った時の山肌から感じる言葉にならないエネルギーや、その感覚その瞬間を共有している昨日まで見ず知らずだった赤の他人であるツアーの仲間たちの息づかい、眼前の満点の星…

あの時の究極の一体感は後にも先にも感じたことはありません。全て非言語のエネルギーでしたが”全てここに在る”と感じた貴重な体験です。


辿り着くまでが楽しいんです。夢や願いも同じです。

自分が何を選択して何を感じていくかを決める。
結果に執着せず行動を楽しむ。

一生を通じて「夢を叶える」旅をしていきたいですね。


ではでは、また!




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