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『就活で内定を取りたい人だけが読むnote』Part.02

3章:『就活』の仕組みとは

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 さあ、いよいよ『仕組み』を理解するフェーズへと突入します。

 ここでは、主に企業側が【何のために】新卒採用をして、【どのようにして】採用活動をすすめているのか、という観点から就活というものの仕組みを理解していきます。


 そもそも【なぜ】皆さんが就活を出来るのかというと、当たり前に企業が『募集』してくれているからです。

 企業が新卒を集める理由は大きく分けて二つあります。「会社の成長」と「社会貢献」です。

 前者は、会社として成長していくために必要な『利益』を産み出してくれる、そんな人材を【育てる】ために採用して、自社に囲い込むことで、会社を【成長させること】が第1の目的です。

 後者は給料を払って人を雇うことによって、経済活動が生まれます。

 それによって社会の秩序は保たれて、幸せになりやすい状況を社会として創り出すことが第2の目的です。

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 ここで抑えておいてほしいのは、あくまで会社の目的は『会社の継続と成長』ということです。

 皆さんに「内定」を渡すのは、会社が「あなたが利益になる」と感じた時のお知らせに過ぎないということです。

 逆に言えば、「利益になる」と感じさせることが出来れば、内定ももらえるということです。


 新たに就活の定義について付け加えることにしましょう。


 【就活とはビジネスである】


 さて、どういうことでしょうか。解説していきます。まずここで大事なのは、『ビジネス』という言葉の定義です。


 【ビジネスとは課題解決をして対価をもらうことである】


 つまり、繋げると『就活とは課題解決をして対価をもらうことである』となります。

 この『課題解決』とは、会社が抱えている悩み(人材不足なのか、売り上げダウンなのか、市場の縮小なのか様々)の解決策(自分なりに考えたことでいい)を提示できれば、【内定】という対価をもらうことが出来ます。

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 会社が求めていることを自分なりに分析し、そのための解決策をつたなくてもいいから、伝える練習をする。

 そうすると、そのためには必然的に企業を分析(企業分析・業界分析)することが必要になり、そこで自分が解決できる分野は何かと考え始めたときに、自分を分析(自己分析)することになるのです。


 就活を始めると先輩からよく「まずは自己分析をしろ」と言われますが、この自己分析をやって、素敵なゴールを導き出せる人は中々いません

 なぜなら、もともとその【自己分析】にはゴールなんて設定されていなかったからです。

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 ゴールの無いマラソンを走るなんてつらいに決まっていますよね。でも、そのつらいマラソンを自ら走り出してしまっている。

 それが『就活』がつらくなる理由です。


 つまり、『就活』の仕組みとは、会社が【ナゼ】新卒を採用しているのかを理解することから始まるのです。


 そして、その採用活動(就活生側からすると就職活動)はどのような仕組みで動いているのでしょうか。それを知る前にまず知っておいてほしいことがあります。それは・・・


 【人事は合否の判断はしない】


 ということです。主に多くの企業において面接を担当するのは『現場社員』であり、彼ら(彼女ら)が面接官として、皆さんの前に立ちはだかるわけです。

 そして、その面接を通して就活生の合否を決めているのです。

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 では、人事の方は何をしているの?というと、皆さんに面接日程の連絡をしたり、合否の通知をメールで送ったりしているだけです。

 実際にはもっといろんな業務(説明会での説明・面談・採用のための方針決定など)があるのですが、就活生が一番直接的に接触するときはその時です。

 そして、人事の方の役割は皆さんにこの会社に入りたいと思ってもらって、受けてもらって、良ければ入社してもらうことです。

(毎年どの会社にも採用目標人数というのがあるので、それが人事の方にとってのノルマです)


 だから、逆の立場で考えると、人事の方は皆さんに自分の勤める会社を受けてもらうための“情報”を流すということです。(時には悪い面をうまく隠したり、数字の伝え方を変えることで良く見せたりする会社も現実に存在しています)


 このようにして、皆さんは就活の流れに乗り、採用フローという名の波に揺られながら、社会という大海を目指していくことになります。

4章:絶対に抑えておくべき就活3原則


 ここまで就活の仕組みを理解したあなたは、もう就活生の中でも上位30%くらいに就活を理解できている状態になっています。

 引き続き、就活への理解を深めて、どんどん就活で負けない状態を作っていきましょう。


 まず3つの原則を提示しておきます。

  ・自分の『伝えたい』ポイントを明確にする
  ・面接では『提案』をする
  ・常に『相手視点』を持つ

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 最初に1つ目の『伝えたい』ポイントの明確化に関してですが、これは言葉だけでなくて行動や身なり、全てを統一するということです。

 例えば『几帳面な人間である』ということを示したいのに、ネクタイが曲がっていたり、爪が汚かったり、袖が汚れていたら…説得力無いですよね。


 『個性的な人間である』と口では伝えているのにも関わらず、リクルートスーツにワックスピッシリで、他の人との違いが分からない服装、回答内容。これだと伝わらないですよね。

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 『メラビアンの法則』というモノから、人間は視覚情報(見た目)から得られる情報が8割以上を占めるとも言われています。

 つまりどれだけ言葉で良いことを言っていても、視覚情報から得られるあなたのイメージが伴わなければ、伝えたいことが伝わらないということです。

 (これは単に美男美女であれとかいう話ではありません


 要約すると、『伝えたい』ポイントは言葉だけでなく、見た目や言葉遣い、全てを統一させる必要があるということです。

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 次に2つ目の面接では『提案』をする、ということについてです。面接の場はビジネスで言う『営業』の時間です。

 自分という唯一無二の商材をいかにして御社に売り込み、買ってもらうかということです。


 最近、就活生の中で『営業はしたくない』という方も増えていますが、それでも皆さんは“いやでも”面接という『営業』を経験する必要はあります。

 そして、これも同じく仕組みを知れば、面白くなってきます。


 では、面接の時に一体【ナニ】を提案すればいいのか。

 ということになりますが、それが、3章でも書いた通り『改善(課題解決)』を提案するということです。 

 どうやって提案するのか?という質問もありそうですが、それは『会社に入ってやりたいこと』を聞かれたときや、『逆質問』の時間です。

 特に逆質問の時間は自由に使えるので、相手にアピールするための最大のチャンスであり、差別化のための時間です。

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 それまでに準備していた改善策を思う存分提案しちゃいましょう!

 それによって、面接官の印象に鮮明に自分の像を残すということが面接通過の絶対条件です。

 面接は【印象残しゲーム】です。いかにして印象を残すかがカギとなります。


 そのためにも、『営業のゴールデン比率』(営業が上手くいくための最高の方法)をしっかりと押さえておきましょう。


 【事前準備45%:当日ヒアリング45%:提案10%】


 つまり、事前準備でほとんど決まっているということです。

 それほどに事前準備ではしっかりと企業を分析したり、説明会で質問したり、会社の現状や課題を分析して、当日は逆質問で一つ確認の質問をしてから、提案するだけでいい状態を作っておきましょう。


 最後に3つ目の、常に『相手視点』を持つ、ということです。これは就活の℃の場面でも必要になる要素です。

 例えばES一つとってもそうですが、ESを読むのはあくまで人間ですよね。

 では、相手も人間なら全く知らない人から送られてくるとてつもない数のESを全て丁寧に読むことは難しいし、体力を使うと思いますよね?これも相手目線を持つということです。

 よく「通るESの書き方」みたいな本とかありますが、その通りに書けば通ると思って書いてる就活生が他にどれほどいるでしょうか。

 同じような文体は必ず見飽きますし、見てればなんとなくわかります。

「ああ、同じだな」って。

 更に、ESの使い道は1次選考の通過だけではありません。面接の時の面接官の質問材料にもなります。その面接官の『相手視点』を持つだけでもかなり違ってきます。

 具体的には“質問したくなるポイント”を作れているか、ということです。質問したくなる、

 つまり、好奇心をくすぐられるポイントを作っておくことで、ESの通過率はグッと引き上がりますし、面接でも狙った質問をさせることが出来て、有利に面接を進めることが出来ます。


 これら3つを抑えることであなたは、すでに就活において負けない方法を知らない就活生よりも、大きく合格率を引き上げることが出来ています。


今回はここまでとなります!

こんな深くまで考えたことはなかったかもしれませんが、実は相手目線を持つというのは、かなり大事です。

それこそ面接で『強みは相手の立場に立って物事を考えることです』なんて言っているなら、なおのこと行動でも相手視点を意識していることを伝えるべきですよね。

次回は5章と6章を載せていきます!

就活の仕組みをある程度理解したら、あとは内定をもらって働くだけです。

次回はそんな『働く』ということまで、想定して書いていきます!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた!😆

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