ハロプロソロフェス、全員分考えてみた。vol.6 BEYOOOOONDS オーデ組編

ハロプロソロフェスのソロ曲を考える企画もなんと6回目となりました。もしもvol.1から全部読んでくださっている奇特なかたがいらっしゃったら、本当にありがとうと伝えたいですし、娘。のピンポスでも送ってあげたいくらいです。

今回はビヨーンズ前編の予定だったのですが、途中思いがけず紙幅をとってしまったので、"ONLY YOU"オーデション組の3人のみでまとめます。その分密度は濃くなったと思うので、お楽しみいただければ幸いです。

エントリーNo.41 里吉うたの 恋がステキな季節 / カントリー娘。

人形のように整った高貴なお顔と、守ってあげたくなる不安定なお歌。里吉うたのさんの独特の可愛らしさはなかなか形容しがたいんですが、ハロヲタが大好きないわゆる<あざかわ>とは対極的な位置にあるのではないかと思っています。

例えば、うーたんはダンスを特技として入ってきたメンバーだけあって、もう素人目にもキレッキレのバキバキなんですが、まるで研修生のように常に120%出しているような感じがあります。

体に力が入っているというより、心にハリがある。髪が乱れても品がある。

舞台に立った際にもそれは同じです。正直主要な登場人物とは言い難い三枚目の役であっても、もうそれはそれは真摯に120%で演じているのが伝わってくるのです。

「ここは美味しいセリフだぜっ!」って心のなかでガッツポーズ決めてるようなね、そんな姿を見てるともう笑いながら泣いちゃいますね。

入念な準備や計算はあったとしても、打算はない。そんな気高さこそがうーたんの溢れ出るチャーミングオーラの源泉ではないでしょうか。

そして、「頑張っている女の子は美しい」というアイドルの根源的なテーゼを今一番感じられる女の子は、うーたんなのかもしれません。

そんなうーたんに似合うのは、やっぱりカントリーの世界観だと思います。最初に候補として浮かんだのは「女の子の取り調べタイム」。勝ち気で可愛らしい歌詞でうーたんのチャーミングさが爆発しそうです。

しかし、イントロを聞くだけでカントリー・ガールズの切ない記憶が鮮明に蘇ってしまうので、まだ他のハロメンにカバーされるには早すぎると判断しました。

今回はこれぞカントリーと言いたくなる純朴なラブソング「恋のステキな季節」をお願いしたいと思います。半音でトリルする歌メロが大好物なんですが、ここは多少フラットしてしまっても味になるので是非うーたんに歌っていただきたい。

次点はBerryz工房の「バカにしないで」。うーたんなめんなよ!の声に応える落ちサビを熱望。

エントリーNo.42 小林萌花 愛する人の名前を日記に / Berryz工房 

ほのぴにソロでやって欲しい曲?

そんなのマノピアノに決まってるだろ!

って最初は思ったんですが、「君、それはちと乱暴すぎやしないかね?」と私の中に住まう老紳士にたしなめられまして、ゆっくりと考えてみることにしました。

まず最初に検討すべきは、ピアノを弾くか弾かないかという問題です。ほのぴのピアノは他のハロメンと差をつけられる最強のウェポン。この自粛期間中も多くの動画でピアノ伴奏を努め、新人としては異例の存在感を示していました。

しかし、せっかくソロでほのぴの歌声を聞けるのだからヲタクとしては歌に集中して欲しい。今回はマイク一本で勝負してもらう方向でいきます。私の中に住まう老紳士も「ほう面白い。それもまた良かろう」と頷いています。

では、ほのぴの歌声が活きる曲とはどのような曲でしょうか?ビヨ曲や舞台の中でみせる絶妙な間とユーモラスなキャラクターを鑑みると、ハロプロのお家芸であるトンチキソングをあてがいたくなります。

しかし、ここでまた私の中の老紳士が首を横に振ります。

「私も君のような時分には、そうやってほのぴに混沌と熱狂とを追い求めたものだ。だがねぇ、やがて気づく日が来るのだよ。ほのぴの温かく澄んだ歌声には、慎ましくも純粋で清らかな音楽こそ至高なんだと」

そう言って老紳士は古いレコードに針を落としました。

流れ始めたのはブラームスのOP.39-15、通称「ブラームスの子守唄」または、「愛のワルツ」です。ブラームスらしからぬ簡潔な小作品ながら、奥深い愛情と喜びとを含んだその旋律は、確かにほのぴでした。

そうだ!ほのぴにはワルツを踊ってもらうというのはどうだろうか?

ゆったりと落ち着いた三拍子の曲。これこそほのぴの声に相応しいものではないいでしょうか。私は老紳士と堅い握手を交わした後、意気揚々と広大なハロプロライブラリーに向かって歩みだしました。

ところが待っていたのは、リズム野郎つんくの築いた16ビートの山。そうなのです。ハロプロ(というか現在の日本のポップス)に3拍子はほぼ存在しないのです。

ビヨの「伸びしろ〜Beyond the world〜」や、アンジュの「マリオネット37 ℃」、℃-uteの「愛してる 愛してる」など6/8拍子の曲は散見されるものの、驚くほどに3/4拍子がありません。

これは舞台曲にまで手を伸ばさざるを得ないかと、踵を返そうとしたところ、背後から声がしました。

老紳士「ほのぴを愛する者よ、いったい何処へゆこうというのだ?」

私「先生、あなたでしたか。残念ながら私の力では純粋なハロプロ楽曲山脈にワルツを見つけることができませんでした。そこで演劇女子部高原へと向かうところです。あそこでしたら良いワルツが沢山とれるはずですから」

老紳士「ほう純粋なハロ曲にワルツはないと。それは驚いた。ではこれは何かね?」

私「それは!ほのぴのパジャマ!!ほのパジャマ!!!」

変態紳士「いかん、間違えた」

私「どんな間違え方ですか!しかしこれはエッチ!!!」

変態紳士「そうだろう!...じゃなかった。こっちを見るんだ」

私「これは!世界三大尊いグッズの一つ熊井ちゃんのランドセル!!確かにパジャマもいいけど、ランドセルも最高だ!!!」

ロリコン紳士「そうなのだよ。ランドセルこそ永遠の少女性の象徴であり...じゃない。よくリズムを聞きたまえ」

私「ワルツじゃないけど、、これはれっきとした3/4拍子ですね。しかも曲調もほのぴの声に恐ろしくぴったりだ」

老紳士「それにだ青年、この曲の時間設定は何時だと思う?」

私「時間ですか?妙なことを聞きますね。まぁこの映像だと真っ昼間の映像だけど、日記を書くのは普通寝る前とかが多いですよね。曲調的にも、とりあえず夜かなぁ....」

老紳士「その通り。日記といえば就寝前。つまりはだね、、、」

私「なるほど!そういうことですか。就寝前に日記を綴るということは、必然的にパジャマを着ている。これはほのパジャマがおがめる曲だって言いたいんでしょ?」

老紳士「ほうこの短時間でよく成長したものだ」

私「いえ、先生のおかげです。やっぱりパジャマが最高だ」

老紳士「そこまでたどり着けたなら、もうあとは一人でも大丈夫だろう。老いぼれは去るのみだ。ただ、これだけは忘れてくれるな。ほのぴの魅力はたった一曲で汲み尽くすことなどできぬということを!パジャマ!!!

...じゃなかった、さらば!!」

私「先生!!!!!」


はい。途中から妄想が独り歩きしてしまい大変申し訳ありませんでした。ちなみに、あややムwithエコハムず(松浦亜弥、道重さゆみ、石川梨華)という夢の企画ユニットで「エコのワルツ」という曲があり、その名の通りワルツの佳曲なのですが、あまりにマイナーすぎたので見送りました。

ピアノ弾き語りパターンとしては℃-uteの「涙の色」をチョイスしたいと思います。ラテンジャズテイストの情熱的な曲で、弾き語りで歌うのは簡単ではありませんが、ピアノとガットギターのバッキングがセンス抜群。アレンジ次第では相当かっこよく仕上がると思います。

エントリーNo.43 平井美葉 浪漫 〜My Dear〜 / モーニング娘。

青天の霹靂のごとくハロプロに降り立った"イケボ貴公子"平井美葉。工藤遥の去った現在のハロプロにおいて、ハロメンキラーの座を確固たるものにしています(そしてうちの宮本が度々ご迷惑おかけしております)。

落ち着き溢れるクールな横顔にドギマギしていたら、ヘタレないじられキャラに転じ、かと思えば悪戯っぽくて人たらしな一面も見え隠れ。近づくもの皆虜にしてしまうのも頷けます。

ひなフェスで二年連続でソロを引き当てるという豪運ぶりも発揮し、今年みせた「ガラスのパンプス」では、とにかくイケメンが過ぎました。半端な男性アイドルを軽く凌駕する歴史的なイケメンぶりでした。

更に昨年の舞台「リボーン」の再演でみせた場を完全に支配するダンスパフォーマンスや、飛躍的な歌唱力の成長。平井美葉のソロへの期待はとどまることをしらず、とっくにストップ高です。

さて、肝心の選曲に移りましょう。キュートなみよちゃんに可愛い曲を歌わせてみたいという気持ちもわかる。でも、もう私の心はみよ様に奪われてしまいました。乙女心が止まらない。細かいことは抜きでとにかくあのイケボでイケ散らかして欲しい。

そこで敬愛する初代イケメンキャラよっすぃ〜のセリフから始まる「浪漫 〜My Dear〜」を。ブギウギのスウィング、ソウルな16ときて、次は荒々しい8ビート。ハートでビートを刻みながら、凛とした美声を響かせて欲しいです。

次点は意表を突いてメロン記念日の「赤いフリージア」。みよちゃんの音域にマッチするのは勿論のこと、道重さゆみ卒コンから作られてきたこの名曲のイメージをまた新しくするような発見がありそうです。

以上、ビヨーンズよりオーデ組編でした。

回を重ねるごとに一人あたりの分量が増え続けていますが、流石にここらへんで見直したいと思います。

次回は雨ノ森川海編。うーんやっぱり難しそう。


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