特発性過眠症
正直、私も病院で診断を受けるまで、この病名を知りませんでした。
特発性過眠症について説明させて頂きます。
特発性過眠症とは
特発性過眠症(とくはつせいかみんしょう)とは、持続性あるいは反復性の日中の過度の眠気の発作を主症状とする睡眠障害の一種である。
なお、「特発性過眠症」の「特発性」は「原因不明」という意味である。「突発性」過眠症ではない。
(Wikipediaから抜粋)
症状
日中過度な眠気
場合によっては眠る事も
ただナルコレプシーのように気を失う眠気は無い
(私の場合)
対策
9~10時間ほどの睡眠時間を確保する
日中起きていられる薬を飲む
きっかけ
幼い頃から朝が弱く起きられず、日中の過度な眠気は感じていましたが、正直病気とは全く思っていませんでした。
しかし、成人し仕事をしていくうちに、どんなに気をつけていても、気を失う様に眠ってしまう事が起こり始め、これはおかしいと感じていました。
ただ、その時は夜寝付けず睡眠時間が少ない日が続いていたので、睡眠不足から来る眠気だと思い、病院から睡眠薬を貰い服用していましたが、私には合わなかった様で夜眠る事は出来ませんでした。
眠りたいのに夜眠れない。
仕事をちゃんとしたいのに、眠ってしまう…。
罪悪感と睡眠不足でメンタルもやられ、当時はフラフラな中仕事へ向かっていました。
(今なら言える、休め!!!!)
転機
そんな悪循環の中、うつ病で通院していた先生から、検査を勧められ専門の病院へ行き検査をした所、特発性過眠症と診断され、とても驚いたのを覚えています。
でも、病院で処方された薬を飲み、長い睡眠時間を取る様になったら、症状が改善!!
とても驚きましたし、同時に悲しくなりました。
私の中では、活動出来る時間=寿命、と考えていたので、当時の私は「寿命が減った!!!!」と何故か泣いて悲しんでいました。
きちんと仕事が出来る様になったにも関わらず、情けない話です。
今の感想
病気が分かって良かった!!
薬のおかげで日中眠気も無く過ごせる様になった!!!!
特発性過眠症と分かり、病気と付き合い続け5年以上経ったからこそ言える事ですが(笑)
当時の感想
正直、検査する時看護師さんも過眠症で、「8時間寝ないといけないから、この仕事に就いたんだー」と話してくれた時も、そんな大変な人もいるんだ!!!!と他人事でした。
当時の私の睡眠時間は6時間、悪い時は4時間なんて日も。
それが、9時間から10時間の睡眠時間なんて、好きな事が出来ないじゃないか!!と的はずれな感想を抱き絶望したものです。
しかし、こんな風に体調を崩し、初期の頃は自分に合う薬を探して飲んでは合わず病院へ行き、を繰り返していたので、当然と言うべきか会社から契約は更新出来ないと告げられました。
(当時はフルタイムでしたが、パートで働いていました)
泣きっ面に蜂?
ですが、正直この事があったおかげで病気としっかり向き合え、薬も試し放題、体調を崩そうが無職だから大丈夫!!
結果オーライです。
最後に
現在は睡眠時間を確保出来るように、15時に終わる短時間のお仕事をして、20時過ぎには眠る生活をしています。
この生活が出来るのも、有難くも実家で暮らせ、家族も病気に対して前向きに受け止めてくれているからです。
それでも、体調を崩したり、眠くて何も出来ない時もあります。
そんな時は抗わず眠る、休む。
これが許される環境に日々感謝し、今は体調を整える事を私の義務だと思っています。
この考えに至るまでたくさんの出来事がありましたが、それはまたべつの記事で。
まさかこんなに長くなるとは思っていませんでした💦
最後まで読んで下さった貴方へ、本当にありがとうございます!!