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老後資金2000万円を作る為に始めたこと-憧れの田舎暮らしと移住の決断

子供の頃から、私は純粋に田舎での暮らしに憧れていました。

テレビの日本昔話や古き良き時代の物語に触れるたび、自然に囲まれた生活を夢見ていました。田畑を耕し、薪を拾って囲炉裏で温まり、五右衛門風呂に浸かる—そんな生活に強く惹かれていました。

もちろん、サラリーマンの忙しい毎日や都会の喧騒は、物語には登場しないものです。そのため、私の心には田舎暮らしの理想像が強く描かれていたのです。
 
特に心に残っているのは、物語の中で見た「自然と共に生きる」ことの価値です。そこには、忙しさの中で見失われがちな「ゆったりとした時間の流れ」や、「ものを大切にする心」がありました。

家族とともに自然の中で過ごす時間、四季折々の変化を感じながら生活すること—それは都会の生活では味わえない、贅沢でありながらも根源的な魅力に溢れていました。


山口県を選んだ理由

田舎で暮らすことを決心した私は、どの地域に移住するかを考えました。

最初は漠然と「田舎」と言っても、実際には様々な選択肢があります。私は、雪の多い地域や、頻繁に大地震に見舞われる地域を避けたかったため、最初に東日本を選択肢から外しました。

雪が苦手だった私は、豪雪地域を避け、また、東日本での大地震のリスクも心配でした。さらに、九州や沖縄のような地域では噴火や台風が多いため、そちらもリスクを考慮して選ばないことにしました。

最終的に残ったのは、中国地方と四国地方でした。

気候や自然環境、そしてリスクの少なさを考えると、最も安全で安定している地域がどこかを冷静に判断する必要がありました。

最終的に、山口県と香川県に絞り、さらに山口県を選んだ理由は、空き家バンクの物件数が最も多かったことです。

空き家バンクとは、地方自治体が管理する空き家の売却を目的とした取り組みで、移住者にとっては非常に魅力的な選択肢です。

山口県には、その数が多く、選べる物件が豊富にあったため、移住先として理想的だと感じました。

空き家バンクの利用と家購入の経緯

実際に空き家バンクを通じて家を購入するまでには、約1年間を要しました。

購入する家が決まった理由は、ただ安いからというだけではありません。私は、四季折々の自然の移ろいを実際に肌で感じることができる場所に住みたかったので、春夏秋冬の環境をきちんと確認しながら物件を選びました。

家賃の問題も大きな要素でした。

一般的に、家賃は収入の3割程度が望ましいとされていますが、その3割がなくなることの魅力は計り知れません。特に田舎では家賃が安くなる場合も多く、生活費を抑えることができるのは大きなメリットです。

家を購入することで、毎月の家賃を払わなくて済むようになったのは、精神的にも経済的にも大きな安心感をもたらしました。また、家のメンテナンス費用がかかると言われますが、私は購入後、市の助成金を活用してリフォームを行いました。これにより、当面はメンテナンス費用の心配も少なく、安心して暮らせる状態を作ることができました。

移住を決めた大きな理由

家を買うというのは数千万円という大きな買い物であり、人生における一大イベントです。私にとって、2000万円を作るという目標もまた、それに匹敵するほどの大きなプロジェクトだと思いました。

老後のために十分な資金を確保するということは、今後の安心した生活を送るために欠かせないことだと考えています。だからこそ、移住を決意したこのタイミングで「2000万円」という目標を設定し、これを達成するためにどんな努力ができるのかを本格的に考え始めたのです。

まとめ

田舎暮らしへの憧れと、その実現に向けた決断は、私の人生の大きな転機でした。子供の頃から描いていた田舎の理想的な生活を実現するために、山口県という場所を選びました。自然豊かな環境、空き家バンクを利用した住宅購入、家賃の心配から解放されたこと、これらすべてが、私にとって新たな一歩を踏み出すための大きな要素となりました。 

この移住を通じて、単に「田舎暮らし」を体験するだけでなく、自分自身の生活を再構築し、次のステップとして「老後資金」を目標に掲げることになりました。

自分の生活基盤が整い、次はその安定をさらに確かなものにするための資産形成に取り組むべきだと強く感じたのです。 

今回は、田舎暮らしを実現するためのステップと、移住先として選んだ山口県での生活の基盤作りについて触れました。しかし、安心した生活を手に入れるためには、金銭面での確かな準備が必要です。そうして私が次に目指したのは、老後資金としての2000万円を作るという大きな目標でした。 

老後資金2000万円を目指して始めた理由は下記のリンクからどうぞ(笑)

では、どのようにしてこの目標を達成するための第一歩を踏み出したのか。次回は、不用品売買を通じて2000万円という目標金額を積み上げていくための具体的な実践方法についてお話ししていきます。

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