海外でのデイケア見学のポイント
オランダに移り住んでから、これまでデイケア、プレスクール、小学校を見学してきました。デイケアに関しては、直近で通うことになるため、7、8箇所に問い合わせを行い、空き状況などから結局3箇所見学することができましたが、元々重視したいと思っていた点と見学しながら重要だなと気づいた点がありました。国によって異なるところと共通するところがあると思いますが、オランダのケースを例に私が感じたポイントをまとめておきたいと思います。
元々重視していた点は、オランダだからこそ体験できて、外国だから気をつけておきたい以下3点でした。
教育方針
オランダはオルタナティブ教育の選択肢が日本よりも多いといわれていて、私たちはモンテッソーリを希望していました。国際性
いろんな国の子どもたちが通っているか、小さい頃から人間は話す言葉が違ったり、肌や髪、目の色が違ったりといろんな人がいることを当たり前として受け取ってもらえればと思っていました。安全性
これは国問わず当たり前のことですが、近隣のエリアなどは最低限チェックしておきたいなと考えていました。
そして、見学しながら重要だなと思った点は、もっと現実的なポイントと見学したからこそ気づけた点でした。
アクセスの良さ
最初は電車で20分ぐらいなら範囲内と考えていましたが、やはり自宅の近くであればあるほど送迎する側は楽。そして雨が多かったり、秋冬は日照時間が短く送迎が暗い時間帯にあたってしまうことを考えると近さはとても重要と思いました。園の雰囲気
説明してくれる先生や先生同士のコミュニケーションのトーン、子供との接し方などは実際に先生と話し、見学することで感じることがありました。先生同士で話している内容はオランダ語になり完全に理解できないですが、明るい雰囲気だったりするとポジティブな印象を受けました。また、どこも見学者が来ているのでいつも以上にしっかりしてくれているかもしれないですが、それでもそれぞれの雰囲気は少しずつ異なるように思いました。
あとは、デイケアによって提供する食事にはできる限りオーガニック製品を使う、温かいランチを提供、月齢が小さいと塩・砂糖での味付けはしない、プレイグラウンドが広いなどそれぞれのデイケアで重視している点や強みとしている点を教えてくれるので、これらのポイントもデイケアを選択する判断材料になりました。
オランダの場合は、インターでない限りオランダ語でのコミュニケーションになるわけですが、オランダ人は英語が話せる方が多いので、保護者に対しては英語で会話してくれるのもとっても助かっています。今のところ見学に行ったデイケアでは全員が英語で話してくれています。これまで見学依頼などメールや電話でのやり取りをしていましたが、先生たちは日中子どもの世話をして忙しいので、見学依頼についてはメールよりも電話でのコミュニケーションの方がいいのかもと感じました。メールは返信が数日来ないこともよくありますが、電話ではその場で解決します。
結局、教育方針の第一希望としていたモンテッソーリは、自宅から遠いこととデイケアは週1、2回しか通わないことから今回は諦め、他の重視している点を全てクリアしながら食事への配慮もしっかりしていて、プレイグラウンドがある程度大きいデイケアに行くことにしました。2歳からのプレスクールはモンテッソーリの学校に申し込みをしているので、それまでは自宅でできることを取り入れていきたいと思います。
入園の事前説明を受けに行って私が説明を聞いていたところ、息子はすでにその園にいた子と遊び出していました。9月からの入園でたくさんの刺激を受けてくれればいいなと思っています。