緑のオアシスでカベルネブルトン
グレナトレドで久々の会合
横須賀市田浦にある「グレナトレド」は、友人Nが一人で営んでいるグリーンの工房だ。彼女はこのアトリエで制作活動をし、ワークショップを開催している。基本的には予約制だが、不定期でオープンし、クラフトやアパレルの作家と共にギャラリーとしても活用されている。たくさんのグリーンに囲まれたその小さな空間は、いつもマイナスイオンに満ちていて、いるだけで癒される。
Nのグリーンのチョイス、飾り方のセンスは抜群で、メンテナンスについても、いつも的確にアドバイスをくれる。湘南の仲間たちの間では、緑の駆け込み寺的な存在だ。
先日、それぞれ長らく自粛生活をしていた友人とともに、久しぶりにグレナトレドに集まった。二人が野菜などを用意してくれて、いつもそれを私が適当に調理する。アトリエには小さなキッチンがあって、オーブン料理以外は大体なんでも作ることができるのだ。
Nがサーモンを買ったというので、温泉卵を作って持っていった。友人Mがレンバイ(鎌倉市農協連即売所)で、たくさん花をつけたディルのブーケと、新鮮な野菜を買ってきてくれた。
サーモンと温泉卵のサラダにはディルをたっぷり。甘いトマトは塩だけで。メインにはアンガス牛の赤身を焼いて、香りの強いルッコラとともにタリアータにした。ついでに肉を焼いたフライパンで、ディルの花とスイスチャードを醤油麹とともに炒めた。パラダイスアレイのパンも、久しぶりに食べたけれど、本当に美味しかった。
セルバチコのように野性味のあるルッコラ、美味しかったな。
ワインは、レグランドヴィーニュのカベルネブルトンにした。カベルネブルトンとは、カベルネフランのこと。この時期は、ちょっと冷やしめにして、そしてゆっくりと飲むと、最初はサラダに合うし、後からステーキに合うように開いてくる。好きです。かなり。
渡部建さんに思う
ようやく会えた3人で、話はつきなかったが、話題の中心はその日ホットニュースだった渡部建さんのゴシップだった。しかし、後からなんだか考えてしまった。
確かにあれらの内容が事実なのだとしたら、えげつないなとは思いながらも、べつに犯罪を犯したわけでもあるまいし、彼も人の親であり、これからの人生も長い。これまでのようなクリーンなイメージはもはや消え去ることだろうが、ならば逆手にとって、黒渡部として、堂々と生きていく方法を模索したらどうかと思う。
新しい渡部健さんに期待しております。いつかインタビューに行った時は、サービストークなしで、本音でお話しください。
憧れの木、ブラシの木!
1本のカベルネブルトンを3人でゆっくりと飲み終え、チーズケーキとコーヒー。家のこと、友達のこと、給付金のことなど、ひとしきり話したら、グリーンを物色。この日いそいそと持ち帰ったのは、室内向けのグリーンと、金宝樹の鉢だった。
金宝樹。そう、ブラシの木である。
御成のスタバの前にいくつか植えられていて、春に通りかかるたびに、「いつかわが家にもあの木が欲しい・・・」と憧れ続けていたブラシの木。もう花のシーズンは終わったけれど、来年にはまたきれいに咲くと思うよ、と言われて、大喜びで持ち帰った。
翌日、なぜか上部が枯れてしまったオリーブの木を小さな鋸で1時間以上かけて切り落とした後(汗だく)、その隣に金宝樹を植えた。
さらにその翌日から、梅雨は本格化し、大量の雨水が金宝樹に降り注いだ。雨に打たれるその姿を眺めながら、うっとりする私。どんどん大きくなるんだよ。
友人Mがくれたディルは、別の友人が庭から引っこ抜いて持ってきた紫蘇とブーケにして飾り、毎日せっせと使いながら、眺めて楽しんでいる。
さあ、いよいよ今週から、仕事も本格始動。今日から連日、都内でのインタビュー仕事が続く。今日のインタビュイーは、ポジティブすぎるあの女性。私もポジティブパワーをもらって、夏に向けてパワーチャージしておくとします。
紅花は、ドライにするとかわいい。