もやもや駐妻My Story⑨ ~キャリアロスは突然に~レールから突然降ろされた39歳ママ
キラキラ駐妻SNSを見て心が落ち込む毎日
キャリアロスからの無価値感、本音を話せる友だちもいない、子どもとの時間が苦痛、夫へも頼れない、海外生活で外出への不安、、そんなネガティブ感情が同時に一気に溢れてしまい、3か月目は外に出るのも億劫になってしまいました。子どもにDVDを見せてやり過ごして、部屋に籠って音楽をずっと聴く、Youtubeを見続ける、みたいな、やばめな状態に・・。振り返った時に、その頃のことを人生の【暗黒期】と名付けています。
とにかく何も考えずに、"無”でいたくて。そうしていないと心が壊れそうになっていて。うっかりSNSを見ちゃって、同じ立場の方々がとても楽しそうに過ごしているキラキラ投稿に溢れて「それに比べてなんで私はこんな状態なの・・」と余計に落ち込んでしまうことも。しばらくSNSは見ないようにしました。
そんな欝々とした状態で3か月目が過ぎ、「やばい、このままではいけない、なんとかしなければ」「こんな精神状態だと、子どもへ悪い影響を与えかねない」という想いから、気持ちを立て直そうとしました。なんとか状況を打破しようと思って、Facebookで【はたらくママが集まるコミュニティ】なるものを見つけて、そのランチ会に飛び込んだんです。
それが私にとっては復活の転機となりました!
初めましての人ばかりのランチ会でしたが、ほとんどの方が仕事を辞めてきてママさんたちで、働いていないことにモヤモヤを感じていたり、時間がありすぎることを持て余していたり、子どもとの時間に戸惑いを感じていたり、シェアし合う感情が似ていて「そうそう!そうなの!同じ!」と、やっと共感し合えて、本音を吐き出せる時間になったんです。家族よりも、近所の方よりも、初めましての方に私は救われました。
視点を変えるコーチングとの出会いで気持ちが回復
本音を吐き出せる場を見つけたことで、気持ちが少しずつ軽くなりました。そのコミュニティでは、働くママ、働きたいけど働けないママのためのイベント企画をしてくれていたので、そういった場に参加することで気持ちをさらに落ち着けることができました。
また、駐在妻さん向けのグループコーチングを見つけて、「えいやっ!」と飛び込みました。当時、タイ、中国、シンガポールに住むメンバーとオンラインで定期的に顔を合わせて、コーチからの視点を変える気づきを頂けたり、ワークの取り組んで自分がこの帯同期間をどう位置付けて、どう意味あるものにするかを少しずつ前向きに考えられるようになりました。今でもそのコーチや一緒に参加した仲間とは同士のように繋がっています。この時の変化が、その後私自身もコーチを目指したきっかけになりました。
あともう一つ、心の安定を取り戻すために行動したことは、2歳の次女を週3回だけプレスクールに入れることでした。2歳児とずっと家にいるのがどうにも私には辛く、日本で保育園に毎日通っていた次女自身もつまらなそうにしていたので、「お互いのためだ!」と思って夫に頼むことにしたんです。会社からの幼稚園費用は、日本で幼稚園に入る年齢からしか出なかったので、すべて自腹です‥。しかもシンガポールは教育費がとても高いので、自腹はかなり痛かったのですが、「子どもに笑顔で接するためにも少しでも離れる時間が必要なんだ!」と主張して説得。夫も私の精神状態を心配していたので、承諾してくれました。
子どもも楽しんでくれていたし、私も1人の時間にローカルのヨガスタジオに通ったり、一人でカフェに行ったりすることで、自分自身を見つめる時間がとれて、心に余裕ができて、帰ってきた子どもにも優しくできるようになりました。
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渡航前・駐在帯同中・帰国後の帯同Familyが感じる不安やもやもや…
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もやもやを自分の言葉で言語化し、その裏にある本当の気持ちに気づくことが、もやもや解消の第一歩です!
私もたくさんのもやもやを感じながら6年間の駐在帯同生活を過ごしました。試行錯誤しながらも、そのもやもやに向き合って、乗り越えたからこそ、今の私があります。お気軽にご相談くださいね。
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