本好きの遺伝子
小1の息子は、暇さえあれば本を読む。
朝起きればすぐに本を開くし、学校から帰ってきてからも熱心に本を広げる。
これが良いかな?と思う本を机の上に無造作に置いておけば、帰ってくるなり目ざとく見つけ読み出すので、親としては面白いくらいである。
弊害もある。
食事ができたと呼んでもなかなか来ない。
読んでいる途中でなかなか本を閉じられないので、出発時間ぎりぎりになる。
読むのをやめられず、他のこと準備が進まない。
本棚から出した本が畳に錯乱し、足の踏み場がなくなる。
下手をすると本を踏んで滑って転ぶ(主に私が)。
面白いのは、息子は「本好き」と聞いて、少なくとも私が、想像する様な子どもではないこと。
彼は体格が良く、声が大きく、趣味は空手。
7才の男の子らしく、ふざけるのが大好きでいつも大きな声で豪快に笑っている。
本を読んでいる時は別人のように寡黙だ。
この豪快さと本好きのバランスが彼の持ち味だと思う。
そんなことを考えていたら、ふと家庭文庫(なぜか昔からこの言葉が耳から離れない)を開いてみたいかもしれない、と思いつく。
知人の顔が思い浮かぶ。