【残酷な真実】血液型と云う日本人特有の呪いについて。
日本には占いという、一見怪しさ満点でしかない文化が広く一般的に深く根付いている。
星座占い、動物占い、血液型占い始め、おみくじなども一種の占いだ。
テレビを付ければ誰がどんな根拠で出したのかわからないような占い結果が毎日放送され、雑誌の後半には同じく根拠のない今月の占いが掲載され、5分後には忘れる癖にそれとなくチェックしてしまう。
今回はその中でも血液型について考えた事を綴ろうと思う。
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血液型には特徴がある。
【A型】神経質で細かい性格をしている。
【B型】協調性を重視せず自由にマイペースな性格をしている。
【O型】大雑把で楽観的な性格をしている。
【AB型】二重人格で変わった性格をしている。
こういった特徴を元に【◎型の説明書】などが一時ブームになったりもした。。。。
まさかと思うが本気でこれを信じていないだろうか?
なんとなくで受け入れていないだろうか?
「◎◎はA型だからすごい几帳面だよね。」または「O型なのに神経質だね。」
こういった話に対して『特に何も考えない。』のが我々日本人である。
欧米であれば「血液型と性格は関係無いでしょ。」とバッサリ反論されて終わりなのに、だ。
「別にただの娯楽の一つだからそこまで気にしなくてもいいでしょ。」と思うかもしれない。
私もそう思う。いちいちそんなことを気にかける必要も気に病む必要もない。たかが血液型だ。
でも無意識の内に寄せて行っているとしたらどうだろう。
普段はさして気にしてはいないのだが、もしかしたら無意識的に『自分はA型だから細かい事が気になってしまうかもしれない。』と言った自己暗示をかけているとしたら。
【◎型の説明書】についても然り、ブームになる。と言うことは少なくとも賛同者がいる。と言う事だ。
「当たってる。」「そうかもしれない。」「なるほど、だからか。」
科学的な根拠が一切ないのに、反論しない。むしろ広く一般的に受け入れられている事そのものが恐ろしいと思わないのだろうか。
空気を読んでわざわざ波を立てない。何も言わない。と言うことが更に本当に信じてしまう人を増やす。
信じていないにしても、無意識的に寄せて行っているとしたら。
何も言わない事が呪いを更に深化させる。