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悩まない人の考え方
■悩まない人の考え方
面白い本に出会ったのでご紹介します。
この本の内容をインストールできれば、悩まないヒトになれそうです。
たいていのノウハウ本は、
・ついつい「手に取って読みたくなる」タイトルと導入部分があり、
・読んでいると「そうかそうか」と思わせられるんだけど、
・いざ、読み終わってみると、現実的には状況が違って活用できない、
具体的なアクションがわからず実践できない・・結果、「使えない」
というものがほとんどのような気がします。
この本はいわゆるノウハウ本を良い意味で裏切ってくれます。
アクションが具体的で、ふつうに悩んでいる状況さえあれば使えます。
(悩んでいないほうがよいですが・・)
いつくかポイントがあるのですが、ひとつご紹介します。
●問題を具体的な課題に昇華させる思考アルゴリズム
これに応えれば悩みの状態から抜け出せるという「5つの質問」です。
①もしかして、悩んでいる?:悩んでいる自分を自覚する
②で、何に悩んでいるの? :不快な感情の原因を考察する
③で、どうなりたいの? :最終目的に立ち返る
④で、どうすればなれるの?:別の前提から次なる一手を導く
⑤じゃ、やろう :新しい課題(=やるべきこと)を実行する
ひとつひとつに意味があります。
「①もしかして、悩んでいる?:悩んでいる自分を自覚する」では、そもそも自分が悩んでいるのかどうかを判断、自覚します。自覚がないと、悩みを解決する次のステージに進みません。
「②で、何に悩んでいるの?:不快な感情の原因を考察する」では、悩んでいる感情モードから、原因を考える思考モードに切り替えます。ただただ悩んでいる状態から、解決ステージに移行できたといえるでしょう。
特にポイントは「③で、どうなりたいの?:最終目的に立ち返る」で、「ヒトを悩みから解決してくれる究極の問い」とのことです。
例えるならば、目の前に大きな岩があって進めない状況に対して、筋トレしたり、増員したり・・してもうまくいかない、ダメだ・・というのが悩んでしまうヒトの思考の型で、
そもそもどうなりたいんだっけ?と最終目的に立ち返り、岩をどかしたいわけではなく、岩の先に行きたいんだな・・ヘリコプターを調達しようかな、回り道しようかな・・のように考える思考の型をもっていると悩まないヒトになれると。
「④で、どうすればなれるの?:別の前提から次なる一手を導く」と「⑤じゃ、やろう:新しい課題(=やるべきこと)を実行する」は、上記のヘリコプター調達や回り道を考えて、実行することですね。
とても面白かったです。
最近、久しく深く悩んでおり・・・さっそくつかってみました(笑)