両利き経営の話おもしろ
水曜にオフラインの大学のゼミがあって、教授の授業を生で聞いて、経営学めっちゃ面白いなって今更思った。
そこで今回はかいつまんで紹介!両利き経営の概要がわかる記事も一応添えて。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00059/070200077/?P=1
前提
カーネギーの経済学批判 "人間は全てを知ることは出来ない。段階的に知る範囲が増えていく。"
また、シュンペーターのイノベーションの話 "新しい知とは常に既存の知の組み合わせ。 "
両利き経営
両利き経営は"知の探索"と"知の深化"をバランス良く行う。
知の探索 = 自分の知識を広げていこうとする動き(サーチ)
知の深化 = 自分の知識の範囲ないのもの磨き上げていく働き
知の探索は実施コストが知の深化に比べかかってしまうことが多く、知の深化に偏るケースがたくさんある(コンピテンシートラップ)。知の探索を怠ると、組み合わせのパターンが枯渇してしまうためシュンペータの言うイノベーションの可能性は少なくなる。加えて、同じか近い分野の組み合わせになりがちでインパクトも低くなりそう?
短期的な効果としては知の深化は効果できであるが、長期的には知の探索が効果をもたらす。
イノベーションの2つの成果
①技術的なアイデア
②経済的な価値を生み出すアイデア←重要
※②のためには①が欠かせない。経営者の役割は②
「創造性は移動距離に比例する」by 伊佐山元
結論
知の探索をしよう!見てる世界は人によってい違う。サーチを怠らない。
ここが面白い
コンピテンシートラップって具体的にどんなのかと言うと、例えばマーケティング活動でKPIに届かないってなったときに「架電しまくろう!」とか「就活生向けのイベントをとりあえず開いて、CVRはあとでなんとかしよう!」みたいに楽な方にいくこと。そればっかりをやっていたら将来的に事業の集客力の幅は広がらないし、枯渇してしまう可能性もある。
他にも恵比寿で飲むってなったときに、とりあえず博多満月言っておくかってなったら他のお店を知る機会ない。そうなるとその場や同じメンバーなら良くても、今後別のメンバーとかで少しいい感じなところで飲もうって言うことに対応出来ないよね。
ずばり、コンピテンシートラップってめちゃめちゃ起こりやすい!
だから両利き経営は本当にその通りだと思っていて、目先の成果を追いすぎる(知の深化)と将来的に枯渇してしまうし、将来的な成果を見すぎると目先の土台が崩れてしまう。
だからバランスが大事だよね!
つまり、既存施策(架電のCVRあげるなど)で知の深化を行いながら、知の探究も忘れずに行おう(21卒以外の太いチャネル作るとか)ってこと。