自戦記77局目-先手中飛車対力戦形-
超速もどき。
将棋ウォーズ棋譜(LietingaNaktis 1級 vs bannapot 初段) https://shogiwars.heroz.jp/games/LietingaNaktis-bannapot-20200405_174559 #shogiwars
終盤
△6九飛と下ろしてきたところ。今回書きたいのはその後の指してではなく、自玉の安全度について。まず美濃を完成させる▲3八銀は論外で、逆に寄せやすくしてしまっている。角銀の斜め二枚で教科書に書いてあるような美濃崩しが炸裂するだろう。
自分の直感では▲8二飛△6二歩▲8一飛成では後手の△4九飛成のほうが早いと感じていたため、▲8二飛が指せず、▲5八銀で先手を取り飛車をおろす方針を取った。試しに進めてみた局面が下図。
この美濃が完成していない状態の金ボロ状態、一瞬で寄りそうだが、どうも横二枚ないとZな気がする。桂馬等確かめたわけではないが少なくとも詰み筋△3八横▲1八玉△2八横▲同銀△同横▲同玉△4八龍以下斜めの詰み筋は横二枚が無いと発生しない。金か飛を渡さなければ相当安全だ。こちらが横2枚Zだと分かれば詰めろの連続で迫れば勝ちとなる。
斜めはいくら渡してもいいので銀から入って▲5四金と縛れば一丁上がりではないだろうか。
本当はもう少し続くが、これは勝ちに鋭く近づく手段として覚えていて損はない。自玉の安全度は速度計算に直結することを改めて痛感した。
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