自戦記34局目-後手中飛車引き角戦法対四間飛車-

後手番でお相手は1級の方。中飛車と書いてあるが相手が早々に振り飛車と分かったため居飛車模様になっている。

将棋ウォーズ棋譜(n_shinn 1級 vs LietingaNaktis 2級) https://shogiwars.heroz.jp/games/n_shinn-LietingaNaktis-20200319_174952 #shogiwars

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序盤

作戦勝ち模様ではある。やるかは別にして△8六歩から角銀交換で飛車先を突破する順はあったようだ。

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中盤

少し進んで危険な一手が出てしまう。△7五銀とぶつけたところ。

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これは角のヒモを切ればいいので▲5四銀△3一角▲5三歩でまずい。

いくつか有効な手がある。

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△5三銀▲同金△同歩成▲同飛△6七金!や△8七銀▲7九角△7六歩▲6六銀△8六角など。

直前の角銀交換で互角に戻してしまったところ。並に角を引いておけば優勢は保たれていた。さらに本譜△8八とと悪手を重ねてしまう。▲5三歩~▲7一角でやばかった。

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代えて△7二飛が良い。飛車成が王手なので割り打ちが無い。

そして△7二飛としたこの局面。この手のせいでと金が働かず飛車もイマイチ、相手の桂馬が捌けると悪いことづくめになった。

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正しい手は△6七と。▲4六角が飛車あたりになるので避けた。しかし浮いて角成に飛車交換を見せる手もあれば、△8五飛!として△3四桂もある。

終盤

受け方を間違えたところ。

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△4一金と美濃囲いを再生させるのが筋。続く△6一飛も▲3一金ととにかく頑強に受けるしかない。本譜のように△3一金では馬を切られて飛車卸が王手になる。

最後。実践は△3五桂を指したがこれは桂頭の銀で簡単に受けられる。こういう単純な狙いではうまくいかない。


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△7八飛や△5四角がいいだろう。と金と連動するので飛車がいいように思うが、本譜のように相手からの▲5四桂を消しているのが△5四角の自慢。先手も▲3六銀と打たなければならず、戦力がダウンするかなり味良しな攻防手なのだ。

一局を振り返って

かなり内容が濃い将棋になった。序盤の優勢をいつも不意にしてしまうのでこの辺の感覚は養わないといけない。


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