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『始まりは君の空~11 Ver.~』が非常に素晴らしい件

はじめに

 どうも、結(ゆい)です。今日はある日から1ヶ月。なんの日から1ヶ月でしょう?タイトルから察した方もいると思うが、『始まりは君の空~11 Ver.~』が発売されてちょうど1ヶ月が経った。このシングルの発売に伴って、この楽曲の2番以降の内容が明らかとなった。結論から言うとタイトルにある通り、非常に素晴らしかった。私は『私のSymphony~WE WILL!! Ver.~』のようなオーケストラアレンジは大好物なので、『始まりは君の空~11 Ver.~』も例に漏れず私に刺さる作品となっていた。しかし、ここでは、instrumentalというより、歌詞割りについて掘り下げていきたい。(Liella!の歌詞割りは本当によく考えられていていつも感動しております。楽曲作成に関わっている皆さんいつもありがとうございます。)

楽曲の掘り下げ

 ここからは『始まりは君の空~11 Ver.~』の歌詞の一部を取り上げて書いていく。

(千砂都)迷ってばかりじゃ変われない
(かのん)信じようよ 自分の
(3年生全員)チカラを

 『始まりは君の空~11 Ver.~』より

 この部分は1行目から順に千砂都、かのん、3年生全員という歌詞割りとなっている。
千砂都は幼少期、気が弱い女の子だったが、一歩踏み出してダンスの大会で優勝するまでになった。そして、かのんも幼少期の合唱で倒れてしまった経験がトラウマとなっていたが、自分のチカラを信じて頑張った結果として今のLiella!が、そして、ウィーンへの留学の決定がある。その2人が、この歌詞を歌っていることに意味があると感じている。また、この楽曲にはカタカナ表記の言葉が複数出てくる。「キモチ」、「チカラ」、「トキメキ」の3つである。これらは私の中では、もう既に自分の中にあるものであり、これに気づき、大切にしようという想いが込められていると考えている。

(きな子)いま自分のなかの
まだ名もないキモチを
(冬毬)大事にしたいって思ってる
(メイ)初めての高まりを
(四季)君も感じてるのかな

『始まりは君の空~11 Ver.~』より

 この部分はきな子と冬毬がスクールアイドルの世界に飛び込んだことで生まれたキモチがあり、それを大事にしたいということであり、3年生から想いを受け取って、これからもLiella!の1人として活動していって大事にしていきたいということだと感じた。
また、メイと四季が「初めての高まりを君も感じてるのかな」と歌っているところは、性格が対照的な2人がスクールアイドル活動を通して一緒の高まりを感じているのかなと考えさせられる部分であるため、好きな部分の一つである。アニメ2期の前半でよく描かれていたが、理科室にいる四季のところにメイが来ていた。すなわち、メイが四季に歩み寄っている感じであったのだが、メイの好きなスクールアイドルに四季が歩み寄り、そのスクールアイドル活動で一緒の高まりを感じていると考えると、四季とメイの仲がより深まっていることを感じられる。

(かのん)面白そうなことあったら
(千砂都)挑戦しちゃえばいいんじゃないかな
(マルガレーテ)失敗は成功の準備運動
(夏美)信じようよ 夢見る
(全員)チカラを

『始まりは君の空~11 Ver.~』より

 「面白そうなことあったら挑戦しちゃえばいいんじゃないかな」は、勧める言葉なので、先輩であるかのんと千砂都からの言葉となっている。「失敗は成功の準備運動」という言葉は可可の言葉であり、アニメ2期第3話できな子への言葉として登場している。アニメ3期では、きな子とマルガレーテの仲の深まりが表現されていた。そのため、可可からきな子へ伝わった言葉が更にきな子からマルガレーテへと繋がれたのではないかと感じたため、この歌詞割りを知って非常に嬉しい気持ちになった。そして、中学受験への失敗以降、夢ノートを捨てて夢から目を逸らし、「大切なのは夢なんかより現実!」と言っていた夏美が「信じようよ 夢見る チカラを」と歌っているのは、Liella!と出会い、スクールアイドル活動をする中で夢を見ることの素晴らしさに改めて気付いたからだと思う。

(全員)始まりたい僕の夢
君へ伝えよう 聞いて 聞いて欲しくなったよ
星の光よりも小さな輝きだけど
いつか大きくなる気がして

『始まりは君の空~11 Ver.~』より

 この部分はLiella!のメンバー全員が歌っている。3年生は結ヶ丘女子高等学校を卒業してそれぞれの道に進み、1・2年生はLiella!を作った(伝説の)初代メンバーが卒業してこれから新たにスタートする。この点で、彼女たちは全員星の光よりも小さな輝き、小さな存在だが、いつか大きくなることを夢見たいという気持ちが伝わってくる。

(全員)始まれば君の空
未来への道が どこかに隠れてるかも
きっとあるよ あるんだ だから確かめに行こう
手をつないでおけば…怖くない!
始まりの空 飛ぼうよ!

『始まりは君の空~11 Ver.~』より

 最後はラスサビの部分である。ここも全員で歌っている。前半部分は「未来への道がどこかに隠れているはずだから確かめにいこう」という未来に対して希望を抱いている明るい歌詞である。後半部分では『手を繋いでおけば…怖くない!』という内容は、1・2年生にとっては「これからもLiella!のメンバーが一緒にいる、これまで一緒に頑張ってきたメンバーとなら怖くない!一緒に夢に挑戦しよう!」という想いが読み取れる。3年生にとっては「これからは別々の道に行くことになるが、私も頑張るからみんなも頑張って!心はいつも繋がっているよ!」という想いが読み取れる。そして、最後の『始まりの空 飛ぼうよ!』からは「これから夢に挑戦する!夢を叶えるために頑張る!」という宣誓のように取れる。これからのLiella!メンバーの活躍に期待したい。

おわりに

 楽曲についてこのようなnoteを書くのは初めてなので、自分の考えを公開するということに少し緊張している。(ここまで読んでいただいた方、本当にありがとうございます。)文章を書くことがあまり得意ではない私がこのようにnoteを書きたい!という想いを抱いたのも、ラブライブ!スーパースター‼︎・Liella!からもらったものの一つである。自分の中のまだ名もないキモチを大事に、面白そうなことに挑戦するチカラを貰ったことに感謝して、これからも色んなことに挑戦していきたい。

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