「プライド」は捨てたほうがいい理由
「プライド」という言葉はいろいろな使われ方をします。
使う人や場面によってそのニュアンスも様々だと思います。
なので、こういう表現は、もしかしたら誤解を生む可能性もありますが、
「プライドには1円の価値もない!」
最近そう思う事がよくあります。
ここでいう「プライド」は、たとえばこういう事です。
「頭を下げるなんて、プライドが許さない」
「いやな仕事ばっかりで、プライドが保てない」
「あんな暴言を吐かれて、プライドが傷ついた」
この手のプライドは、本当に1円の価値もありません。
こういうプライドの高さというのは、案外若い時ほど身につけてしまっています。
私も今はアラフィフになり、とんがってた頃の自分の変なプライドを思い出して恥ずかしい気持ちになったりもします。
アラフィフ世代になると、経験値もそれなりに豊富だと思います。
有名企業で成果をあげてきた経験があったり、ご自分で事業をされてた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
そういう経験の基
「自分はすごい」「自分はできる」と思い込んでしまってるかもしれません。
その環境にいる時は、周りの人たちも同じような人が多いですので、おそらく特別にそれを意識することはなかったと思います。
その後、何らかの事情でやむを得ず、転職をしたり職場が変わった時に、そのプライドが大きな障壁になってしまいます。
当然、すぐにうまくなじめるわけもなく、画期的な仕事ぶりを発揮できるわけもありません。
なのに、自分には、こんな経緯・経験があるというプライドのせいで、
「わからないから教えてください」
「それはやったことがないから、これから勉強します」
という当たり前の言葉が出せなくなってしまうのです。
そのせいで、本当に苦しい思いをしてしまうでしょう。
「こんな変なプライドなんて邪魔だから捨てよう」
そう思っても、そう簡単に捨てられるものじゃないと思います。
その経験をするまでの過程には、それなりに努力があったと思うから。。。
自分自身の心に完全にしみついてしまっているのです。
これが、「プライド」。
プライドを捨てる方法、これ考えついた人はすごいと思います。
効果的なやり方があるなら教えてほしいくらいです。
でもおそらく、自分自身で苦しみながら、悩みながら、少しずつ捨てていくしかないような気がします。
そうやって葛藤していくうちに
ある日、ふと、「あれ?今までの苦しみは何だったんだろう?」と感じるかもしれません。
そして、その時は以前よりも素直で優しい気持ちになれていることを発見できると思います。
これは私の考え方なのですが、プライドというのは、一種の「意地」のような気がします。
「プライド」と似た言葉に「誇り」という言葉がありますよね。
意味するものの違いを別の言葉を使って説明するとしたら、
プライドは意地で、誇りは自信。
そんな気がします。
どんな年齢だろうと、どんな状況だろうと
自分自身に対する誇り=自信は持ったほうがいい。
だけど、プライドは時として凝り固まった意地になって自分自身を苦しめてしまいます。
毎日が憂鬱だ、周りの人とうまくいかない、こんな仕事やってられない・・・
そういう人は、一度自分の心を見つめ直してみてはいかがでしょう。
そこに、変なプライドがドーンと居据わってはいませんか?
あなたの夢は何ですか?
安心して毎日を過ごしたい。
そんな夢でも構いません。
いくつになっても、やりたいことや夢ってあると思います。
コロナの影響で、職を失う人、収入が激減する人、倒産する事業もたくさんあると聞きます。
そんな時、ターゲットになるのがアラフィフ世代。
生きていく為には、食べていかなくてはいけません。
食べていく為には、お金が必要です。
今までとは全く違う環境に、身をおかなければならなくなることもあるでしょう。
その為にも、夢を、やりたいことをしっかり心に刻んでみてくださいね。
そこに向かっていってるんだ!と思えば、嫌なこと・つらい事にも立ち向かっていけるはず☝
つらいのは、人のせいではない。。。
選択したのは自分自身なんですから。
1日も早く、みんなが笑顔になれる日が来ますように★