モノの気持ちを聞いてみた 『モノ語り』~Story 2~ 「シャツ」
『モノ 語り』 ~ Story 2 ~ 「シャツ」
以前、娘に会った時にこのシャツをリーディングして欲しいと言われたのが白シャツでした。
娘の大のお気に入りのシャツ。
それならばと話しをしてみました。
丁寧に手をかけられ心を込めて作られたブランドのシャツはこんなにもプライドが高いのかと驚きました。
シャツ:「コンセプトはエレガントキラキラだから、おしゃれパンツにヒールを合わせるようなコーディネイトで着てほしい。
一度着たら必ず洗濯してほしい。クローゼットの端に置かないで」と。
娘は言葉を失い・・・
「わかりました・・・それならば」と
同じブランドのチェックのシャツもいい?とクローゼットから出してきました。
そのシャツは
「私を着ている時は絶対楽しいから、とにかく今日は楽しみたい!という日に着て欲しい。クローゼットのみんなを見渡したいから真ん中に」
とリーダー格のようでした。
また、ちょっとだけ、と大量生産している服に聞いた時には答えはありませんでした。
「あ~、世界中で同じ商品がダーっと作られるモノには心が入らないのかも」と感じました。
不思議なものだな~と感慨深かったです。
(2018.8.28)