ドラマ視聴率とInstagramの相関性を探って気付いたこと
こんにちは、SNSマーケティングを支援するLIDDELL株式会社(以下、リデル)の西村です。
私の趣味のひとつに「ドラマの視聴率や映画の興行収入をチェックすること」があります。
人気のタレントが出演することだけがヒット法則ではなくなった昨今、
シビア、というか「今の時代に本当に求められているコンテンツかどうか」で結果が如実に変わるエンタメの仕組みに強い興味関心を持っています。
今回は、今放送されている日本のテレビドラマの視聴率にフォーカスし、
私が日頃生業としているSNSマーケティングの観点から、何か面白いデータが見つからないかな、
と思い、この記事を認めています。
それでは、見ていきましょう。
2022年 秋〜冬期ドラマの視聴率はどんな感じ?
※2022年11月14日時点
このような視聴率の一覧を見るだけでもう、ワクワクします。
SNSのレポート作成も、投稿の数値が並んだインサイト一覧を眺めるのが私は好きなので
元来比較とかが好きなんでしょうね。
開始時期はもちろんドラマ枠により異なるのでバラバラですが、2022年11月14日時点でちょうど放送回は折り返し地点という感じです。
「月9」という言葉が浸透している(Z世代は知らない・・?)ように、前提として視聴率が高くなり話題化しやすい放送枠があるように、「この枠なのにこんなに・・?!」と良い意味でも悪い意味でも期待値を覆してくることはそうそう無いんではないかと個人的には感じています。
(どちらかといえば「この俳優が主演でこの数字・・?!」などは週刊誌などのネタになりますね)
なんたってストリーミングサービス時代。10%以上の視聴率を取るドラマの方が珍しくなったことで、昔よりも低視聴率だからといって騒がれまくる、なんてことは少なくなった印象です。
皆さんが観ているドラマの視聴率はどうですか?
平均視聴率 TOP5は?
以下の通りです。
1位:相棒 season21
テレビ朝日 水 21:00-21:54
2位:ザ・トラベルナース
テレビ朝日 木 21:00-21:54
3位:アトムの童
TBSテレビ 日 21:00-21:54
4位:PICU 小児集中治療室
フジテレビ 月 21:00-21:54
5位:クロサギ
TBS 金 22:00-22:54
1位は磐石の相棒。
視聴率とともにもうseason21・・!?という驚きも抱きますね。パワーコンテンツ・・。
2位は「私、失敗しないので」で有名な脚本家の方の新たな医療現場ドラマということで、1話完結型の痛快な課題解決が見どころの水戸黄門ドラマ(そんなジャンル無いw)として、分かりやすいんだけど万人にしっかりウケる構成が素晴らしいです。
という具合にひとつひとつ所感を伝えていては本題から外れてしまいますので、
今回はInstagramの「公式アカウントフォロワー数」「#(ハッシュタグ)件数」の2点を見ていきたいと思います。
※相棒は長らく続くコンテンツなので今回は割愛し新規ドラマにフォーカスさせていただきます。
あれ・・視聴率が一番高いドラマのハッシュタグ件数が、一番低いやん・・・。
逆に『クロサギ』のフォロワー数とハッシュタグ件数飛び抜けてるやん・・・。
あと関係ないけど #PICU小児集中治療室 なんて長いハッシュタグで3,000件もあるのシンプルにすごい・・・。
という具合に、「ドラマの視聴数とInstagramでの数値に何かしら相関はあるのか」という問いに対しては「相関が無い」というのが結論かも知れない、そう思いました。
本当にそうなのか・・・・?!
相関は「録画予約」にあり?!
ここで諦めたくない。なんたって、今季はSNSでバズりまくっているドラマがあるんだから。
そう『silent』。
まだ折り返し地点なのにフォロワー数 100万を超えるオバケドラマ・・・!
なぜこんなにもフォロワー数、ハッシュタグ件数が多いのに、視聴率は上位に来ないのだ・・?
この数字を見てシンプルにそう思いますよね。
視聴率はいわば「ライブ視聴」。
リアルタイムに視聴するその率を算出しているわけです。
そこで立つ仮説はただひとつ。
「みんなリアルタイムに観てないだけなんじゃない?」
そうなんです。
【関東地区 地上波録画視聴ランキング】
録画予約数を見ると、『silent』が圧倒的な数値差で1位に。
視聴率では及ばなかった『クロサギ』も録画予約数では2位についています。
つまりこんな感じです。
すべてキレイに、というわけでなはいですが、
「リアル視聴」の視聴率が低くても、Instagramのフォロワー数、ハッシュタグ件数が多いドラマは
録画予約数も多くなる、逆もいえるかと思いますが、この辺りに相関がありそうじゃないですか??
特にハッシュタグは、視聴者の感想が投稿され、第三者にその投稿が閲覧されることで新たなユーザーのドラマ認知、興味関心を獲得することに繋がります。
つまり、このハッシュタグがドラマ開始から日を追うごとに増えていくドラマは、雪だるま式にドラマが認知されるということになるため、回を追うごとに視聴率が伸びたり・・なんてことも・・?
最後に
『silent』の視聴率推移を再掲しておきますね。
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