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Salesforceから学んだコミュニティのこと

皆さんこんにちは!リデル株式会社(以下、リデル)の遠藤です。
現在はセールスの<「売る」以外の全て>を担っている、SA(Sales Assist)チームでチーフをやってます。

前回、「Salesforce管理者が『Salesforce愛』を語ってみた」という記事を書かせていただいたところ、ありがたいことにSalesforce界隈を中心に多くの反響をいただきロングヒット記事になっております。(セールスフォース社内でもシェアいただけたらしく、かなり多くの関係者の方に届いたようで嬉しかったです)

▼気になる方は、こちらの記事をCheck!!▼

さて、リデルではインフルエンサーマーケティングを中心にソリューションを提供してますが、最近ではその延長線上で「ファンマーケティング」や「コミュニティマーケティング」にも取り組んでおります。

そこで今回は、最近私が参加しているSalesforceの”TrailblazerCommunity”を例に、コミュニティに参加したきっかけや実際にそこで活動して感じたことを書いていきます。

1.『TrailblazerCommunity』って?

前回の記事のおさらいになりますが、Salesforceの世界では、Salesforceを活用して革新に挑戦する人を“Trailblazer”(先駆者)と呼びます。

そして、Trailblazerは自発的に集まって勉強会を実施したり、ユーザーが主体となってイベントを開催したりとコミュニティによる様々な取り組みが行われています。

2.『TrailblazerCommunity』参加のきっかけ

参加のきっかけは、昨年の11月下旬に芝公園にあるザ・プリンスパークタワー東京で開催された、Trailblazerが集まる祭典『Salesforce World Tour Tokyo』でした。

キャンプ場をモチーフとした会場にはブースが並んでいて、キャラクターも登場し、Salesforceの世界が1日中楽しめるテーマパークのような感じで私自身もこんな感じで楽しんでました。(あれ?BtoBの祭典ですよね??)

しかし、一点だけ残念だったことが・・・

「普段Twitterでやり取りしているフォロワーさん達に会える!」とワクワクして参加したものの、リアルでの交流が皆無だったため、いざ会場入りしても誰がフォロワーさんか分からない・・・

この時初めて、「オフラインでのリアルな交流が必要だ!」と痛感しました。

3.休日にTrailblazerが気軽に集える憩いの場『 Salesforce Saturday』

そこで、コミュニティ紹介のブースに立ち寄り、どんなコミュニティがあるのかを聞いて、仕事の無い週末に参加できる『Salesforce Saturday』に興味を持ち、参加方法を教えてもらいました。

それ以降、クリスマスイブも大晦日も関係なく毎週のように参加しています。

活動内容は「みんなで集まって黙々と作業する」こと。
学習プログラムを進めてバッジやポイントを稼いだり、資格試験の勉強をしたり、関連ブログを書いている人までいて、「Salesforce関連なら基本的に何やっててもOK!」って感じで活動しています。

全体の流れとしては開始時に自己紹介と本日の目標を宣言して、そこから黙々と作業をして、終了時に成果報告をして皆で称賛する。初心者でSalesforceについての知識やコミュ力が無くても安心して参加できるのが魅力です。

分からないことを詳しい人に質問が出来たり、そこからの雑談が勉強になったり面白かったり、その後の交流会が楽しかったりと、同じ黙々作業でも一人で作業するよりも断然有意義だったりします。ちなみに、参加費は無料です。

私みたいな社内で他にSalesforceのことが分かる人間がいない「1人アドミン」と呼ばれる立場だと、同じ境遇で共感できる仲間に出会える「居場所」だったりもします。

また、参加賞としてマスコット人形やステッカーが貰えることもあります!
公式グッズをもらえるのって嬉しいですよね。

あくまでもユーザーが主体で運営しているけど、公式もしっかりバックアップしてファンコミュニティを盛り上げています。

4.実際に参加して感じた、コミュニティ運営に大切なこと

それは、「2回目の参加のハードルを限界まで下げる」ことだと思います。

初参加の時には周りは知らない人ばかりで、しかもその人たち同士はお互いのことを知ってる状態であることがほとんど。そんな環境に飛び込んで、いきなり楽しめる人は稀です。

だけど、2回目・3回目と顔を出し続けると、次第に顔見知りが増え、話せる仲間が増え、主催者にも顔を覚えてもらえて、立ち振る舞いが分かってきて、徐々に楽しめるようになってきます

なので、コミュニティの集まりにおいて「どんな人がいるのか」を知る機会が結構重要で、例えば「最初に自己紹介タイムを設ける」といった工夫があると、初めての人でも参加がしやすいですし、知り合いが何人かできることで2回目の参加ハードルが下がってきます。

他には、「良心的な価格設定」や「アクセスしやすい開催場所(オンラインとオフラインを交互にやるなど)」が継続参加しやすいポイントだと思います。

5.Salesforceから学ぶべきコミュニティマーケティングに大切なこと

実はよく「コミュニティマーケティング」や「ファンマーケティング」関連の考察を手伝ってほしいと頼まれるのですが、その度にTrailblazerCommunityでの体験談を話してます。

私が考えるにセールスフォース社は「ユーザーが自発的に学び、活動に参加する場づくり」に相当な投資をしていて、それがユーザー同士で教え合い学び合って交流することによるエンゲージメントの向上、そしてそれが多くの人のキャリアアップに貢献して、最終的には自社のビジネスの成長やカスタマーサクセスに還元されているような好循環を生み出しているということ。

コミュニティマーケティングで大切なのは、「ユーザーと運営・ユーザー同士の接点を生み出す場づくりに対して、企業がいかにヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源を投資できるか」だと思います。

6.あとがき

今回はSalesforceにとって大きな意味を持つ「コミュニティ」について書いてきました。

どうしても独学では限界があるので、こういったコミュニティで刺激を受けたり、外部からの学びを得られるのは自分のキャリアやスキルにとっても、会社の成長にとっても大きなプラスになるなと痛感しています。

これはSalesforceに限らずどの分野においてもそうですが、閉じられた世界で頭でっかちにならずに、活動範囲を広げて色々な学びを得て成長できればいいなと思いました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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