着物リメイク6 着物を解く(衿)
着物の衿を残してリボンタイにしようと思っていましたが、ほどき方を調べてみると、衿は完全にとらないと裏地が取れませんでした。よくよく考えたら当たり前のことですね。
デザインもやり直しですが、衿を取った後の着物の構造がどうなっているのかよくわかりません。
ネットを見ても画像はたくさん出て来ますが、やってみなくちゃほとんど理解できない残念なタイプなんです。
と言うことで、Let’s 衿外し!
〇衿についているスナップを外す
1:縫い目を切っていく。
2:しっかりと止まっているので、布を傷めないように注意する。
(ちなみに私は写真撮ろうとして穴をあけてしまいました><が、糸を取ってしまうと普通になじんだ気がします)
これです。着物を着ないので何のためについているのかわかりません。
でも私が見る限りどんな着物にもついているようなので、とても大切なものなのでしょう。
この玉止めを取っても全くびくともしませんでした。
ラクショーだと思ったのに!
スナップのところは写っていませんでしたが、この隙間から糸を切りました。
取れました。
〇衿の上側を解く
1:衿の端っこ(オハショリの下に来るところ)の上側(裏地が付いている方外側?)を開いて糸を切る。
2:ギャザーを寄せるような感じで糸を引きいていき、止まるところでその糸を切る。
3:糸を引き抜いく。
4:その糸の周辺を少々解いてまた同じようにギャザーを寄せるようにいていき、同じ要領で端まで繰りかえす。
初心者の私には、衿ってそんなに下から付いてるものなの?と思ってしまうのですが、衿をズイズイ辿って行ったらある切っ先?みたいなところです。
ここから解きます。
割開くようにムシムシして縫い糸を探して切ります。
糸を引っ張ったらキューっとギャザーが寄りますので、ギャザーが止まったり、もういいかなと思ったところで糸を切ります。
反対側を切ったらするすると力が抜けるように布がまっすぐに戻るのがすごい。形状記憶布!
これを繰り返します。結構楽しいです。
〇衿の横側(?)裾と平行になる部分を解く
1:くるりんぱして縫い目が出ている面(内側面)を出し、端の方の糸を抜く。
2:ひと針づつ開いて糸を抜いていく。
(数針程度なので、ギャザーよせたりする方が面倒な感じ)
ひっくり返したらこんな感じ。
糸が抜けました。
〇衿の下側を解く
1:上側と同じ要領で引き抜いていく。
2:端まで解く。
……と気楽に書いていますが、上側の「なんだラクショーだ!!」ではなく、あれ?この糸どこの糸?あれ?今解いてるの衿じゃなくない?と疑問だらけ。自分が何をしているのかわからないレベルで戸惑いながら、裏地は糸が絡んでいるし、精神的な緊張は激しかったです。
上側と同じはずなのに、何がどうなっているのかよくわからないまま糸を引き抜いている図。参考にならなくてすみません。
外れました。。。大変だった!!
〇本体から衿が外れました!・・・が。
1:なんか晒しみたいなのが付いているのでこれを外します。
2:衿が二重になってる!!のでこれも外します。
シミが出ている衿の部分、これを上下逆にするなりすればわからなかったのでは・・・!!
裏地が外れた衿ですが、なんだか袋みたいになって3枚縫い合わされています。
晒を外すのは簡単だったです。
何の役割なのかわからないですが、襟元がふにゃふにゃしないためかな??
〇衿の布が4枚に分かれました。
・表の布(長)
・表の布(短)
・裏地(長と同じサイズ)
・謎の晒(衿芯とか言うやつかしら?)
〇所要時間
約60分…。
今回困った事
1:解いている間にリッパーがさんざん行方不明になる点。
解決策
手持ちの磁石で金属部分を固定した。
白いのが磁石です。
2:どこを解いているのかわからない点。
解決策
不明。慣れるしかないと思う。
3:時間がかかりすぎる!
解決策
初めてなので仕方がない。次はたぶん、ちょびっとくらい早くなる!!
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