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【資格取得】試験に合格するための習慣~人生100年時代に備えた無形資産形成を~(一発合格の覚悟を決める一助として)

0.はじめに

「終身雇用の崩壊」や「年金制度の将来破綻」が取り沙汰され、少子高齢化が進むニッポン社会において、平均寿命が延びることで今後「人生100年時代」を迎えます。

それらに備えた資産形成としては、「住宅の所有」、「マイカーの所有」などの有形資産、「貯金」、「株式投資」などの流動資産が考えらます。

有形資産の「住宅の所有」は、地震大国で台風被害が多いニッポンでは、倒壊・崩壊のリスクがあります。「マイカーの所有」については、自分がいくら注意して運転していても貰い事故のリスクがあり、車が大破して資産を失いかねません。

また、流動資産の「貯金」は、「長期のゼロ金利政策」により、ほとんど利子が付かない状態が続き、「株式投資」においても、「リーマンショック」や「新型コロナウイルス」による暴落で資産が半減するなど大幅な負のリスクを抱えています。

以上のリスク変動は、全て他力本願であり、自身の対策ではどうしようもありません。

長寿大国・ニッポンの「人生100年時代」を迎える生き方・働き方を考えるうえで、無形資産である知的財産を増やすことが、自身の努力により資産形成できる最も賢い選択肢だと言えます。

知的財産を増やす一つの手法として、資格取得があります。

資格だけで飯は食えませんが、資格の中には、業務独占や設置義務があるものもあり、資格が無い人よりは信頼されやすいという看板が得られることから、「独立」、「転職」、「年収UP」・・・などに有利に働くことは、間違いのない事実です。

ニッポンの年金制度は、平均寿命に対して15年間保障する制度設計で設立しました。

「人生100年時代」では、100歳まで年金で保障してもらうと考えた場合に、85歳まで働く必要があり、私も知力・体力が続く限り、働ければそうしたいと考えています。

無形資産としては、自身の「健康」も大事ですので、私は、ジョギング、筋トレ、源泉かけ流しの温泉湯治などの趣味を取り入れています。

自身に必要な資格を選択し、学習計画を立てて、資格取得による無形資産形成の一助になればと考えて、『【資格取得】試験に合格するための習慣』を執筆しました。

明るく過ごしやすいニッポンを維持し向上し続けるために、個人の知的財産を増やし、将来世代に渡り、世界に冠たる「科学技術立国」として繁栄し続けることを期待しています。

2020年3月

ライセンス エンジニア
(温泉技術士)


~主な保有資格~


【技術コンサル系】
技術士(電気電子部門)
技術士(機械部門)
技術士(総合技術監理部門)
【労働系】
労働安全コンサルタント
衛生管理者(第1種)
クレーン運転士
【設備・管理系】
電気主任技術者(第1種、2種、3種)
エネルギー管理士
消防設備士(甲種第4類、乙種第7類)
危険物取扱者(乙種第4類)
【工事・施工系】
電気工事施工管理技士(1級)
管工事施工管理技士(1級)
電気工事士(第1種)


~プロフィール~


専門:電気・機械系エンジニアリング
趣味:源泉かけ流し温泉めぐり
近況:資産形成のための投資信託(アセットアロケーション)に興味あり、実践中




1.勉強の心構え編

「資格試験に合格するためには、どうすればよいのでしょうか?」

雑談やお酒を飲んだ席で、問われることがあります。

これは、ズバリ、「合格のために全力を尽くすことです」

しかし、こんな漠然とした当たり前の答えでは、誰も納得してくれませんので、その場で、私の実践で得た思い付く具体策を話すこともあります。

私の実践経験に基いた「試験に合格するための習慣シリーズ」をこれから7回に分けて具体化していきます。

初回の今回は、「勉強の心構え編」を取り上げます。

1-1.勉強する時間を確保するため、仕事を短時間で仕上げる

仕事疲れで夜中に帰ってから勉強をしたのでは、体を壊します。毎日、決めた時間に仕事を終え帰宅できるように心懸けましょう。

こうすることで早寝、早起きが出来る土台が整うため、頭がすっきりしている状態での「朝勉(朝にする勉強)」が可能となります。

1-2.仕事が生活維持の基盤であり、仕事を止めて勉強に専念しようとしない

これは、意見が分かれるところだと思いますが、私の考えは、「仕事のための資格であり、資格のための仕事ではない」ということです。

別な職種の資格を受けるにしても、今の仕事を継続するか、別な職種に見習いで転職して、仕事を続けながら資格試験の勉強をするのが良いと考えます。

社会人で、仕事を1年間止めて資格勉強に専念し、資格を取ってから再就職を考えるのは、経済面や心の負担が大きく、失敗のリスクが大き過ぎます。

仕事をしながら、資格勉強に取り組みましょう!

1-3.家族の協力を得る

試験が近付くと、休日を勉強に専念させてもらうために、家族の協力が必要となります。

その分、試験が終わったら、家族にご馳走してあげたり、旅行を組んであげるなど、お返ししましょう。

1-4.常に試験に受かること(合格)を想定(イメージ)し、勉強に取り組む

合格率が25%と低い試験でも、「お試し受験の人」や「常連さん(毎回、中途半端な勉強で臨み不合格を繰り返している人)」の割合が受験者の半分居るとすれば、実際に本気で取り組んでいる人の合格率は、50%と言えます。

よって、合格率に惑わされずに、合格することを想定(イメージ)して、勉強に取り組みましょう。

合格をイメージした勉強は、モチベーションが上がり、「継続する力」となります。

1-5.資格取得の受験選択は、数年前から慎重に見極める

資格を選択するとき、誰かが取ったからとか、広告を見てほしくなったからと安易な気持ちで、資格受験を選択することは、その時点で盛り上がりますが、申し込んだあとに、目的が不明確であったことが分り、挫折するのが、良くある話です。

私の場合には、「10年後、20年後の仕事を想定し、こんな資格があれば、業務の幅が広がるな!」と想定したものを数件ピックアップしておき、今年は、この資格を取得しようと目標を立てて進めてきました。

なお、目的意識を判断できない場合には、その意識を測るうえで、申込む前に、まず参考書や問題集を買って自分でやってみて、目的意識を持って続けられると判断してから、資格受験を申し込むのが得策です。

1-6.お試し受験は、しない

試験勉強もせずに、「会場等の雰囲気を味わいたい」、「会社で受けろと言われたので勉強もせずに受験した」などのお試し受験は、費用も無駄にしますが、受験日の丸一日を棒に振ることになり、全く意味がありません。

会場は、その都度、変わることが考えられるし、会社で受けろと言われて毎回落ちている場合には、受験をお断りして受けない人よりも、「仕事も勉強も中途半端な奴」として、逆に評価が下がっていることが考えられます。

本当にお試ししたいのであれば、過去問題が試験機関のホームページに掲載していることが多いため、それを印刷して、図書館などの静かなところで、時間を決めてやってみれば、費用も掛からず安上がりです。

「お試し受験」は無駄ですので、資格を受験するのであれば、「本気受験」で臨みましょう。

1-7.未来を考え受験する

「将来の自分にとって、どんな仕事に繋がる資格なのか。」

資格を受験するのであれば、「将来こうなりたい!」という「大きな目標」は必要不可欠です。それがなければ、勉強が長続きしません。

「大きな目標」は、ただ「○○資格試験に合格する」という目の前の目標ではなく、その試験に合格したあとにどうなりたいか、という目標です。

資格試験は、合格することがゴールではなく、合格がスタート地点に立ったばかりということです。

合格することでスタート地点に立ち、その山を登って行くことにより、人生という視界が開けるのであれば、その開けた先にある何かを目標にすることが、モチベーションを維持し合格に近付ける秘訣だと考えます。

1-8.勉強の心構え編のまとめ

試験に合格するには、まず合格後のビジョン(自身の将来構想)を決めましょう!そのビジョンが受験勉強を「継続できる力」となります。


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