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VIP戦略から見る欧州の電車が安いと言われる理由
お読みいただきありがとうございます。Licenseです。
本日は、「VIP戦略から見る欧州の電車が安い理由」について書こうと思います。
結論から言いますと、「欧州の電車は安い」です。
そして、その理由は「VIP戦略がひとつの要因である」と考えます。
理由を以下に述べますと、以下のとおりです。
・ほぼすべての列車に1等車と2等車が存在するから
・VIP戦略の上で重要な要素である「意味」と「機能」が説明できるから
まず、1等車と2等車について、ほぼすべての電車にこれが存在しています。日本で言う在来線に該当し得るものにも存在します。
まず。日本では在来線には1等車なんてみませんよね。
また、日本で言う新幹線に該当するものには、必ず食堂車がついています。
このことについて、2つめの理由を利用しながらもう少し詳しく説明いたします。
VIP戦略とは、「意味があるか?」「機能性は充実しているか?」という軸から、そのサービスや商品の立ち位置を把握し、打ちてを探る戦略のことを指します。
立ち位置の把握の仕方は、以下の通り。
・4象限をかき、そこに「機能性」「意味」の2つの軸を入れる
・それぞれの業界で、自分の知る商品やサービスがどこに入るかを当てはめる
車で例えるなら、機能性に全振りしているのがトヨタなどの日本車。
機能性と有意味をとっているのがベンツ。
意味に全振りしているのが、ランボルギーニを代表としたスーパーカー。
このようになりますね。
電車で応用してみるとどうでしょうか?
日本の多くの鉄道は、「移動できること(機能)」が「速く、時間通りに」できるために「機能性」に全振りしているといえます。
対して欧米は、「移動できること(機能)」が、「2等車よりも快適に、清潔にできる(意味)」ということを1等車で提供しているのではないかと思います。(個人的には「優越感」もあるかな?と思ってます。1等車ユーザーだぜ?って言えるから(笑))
もちろん他の要因もあります。多種多様な割引制度、自動車大国であることから、ダイヤを工夫していることは、ドイツならではです。
このように、「ただ移動すること」にいかに意味をもたせるかによってサービス提供者側によって決められる値段が違ってくるということがわかります。
ここが、欧州にきて一番おもしろいところでもありました。
VIPによって、いかに2等車の電車のチケットを安く売っているのか、それに準じて僕たちが恩恵をうけているのかがよくわかります。
今日もおよみいただき、ありがとうございました!
あなたの日々が、素敵なものになりますように。