ドイツ開催のStartup Weekendに参加したので、レポートを書いてみた
お読みいただきありがとうございます。Licenseです。
本日は、ドイツ留学中に参加した、Startup Weekend Stuttgartについて書こうと思います。
参加の感想としては、以下の通りです。
まず、英語力がまったく足りないこと。
英語の速さについていけない、ぼくがつたえたいことがうまくつたわらない、なにをいっているのかがわからないということが凄まじく多かったです。
ただ、自分のエレベーターピッチは、他の人に何回も伝えていく内に、だんだんはやくいえるようになりました。それが今回のいちばんのよかった点だとおもいます!
Todoは、とにかく①毎日英語を使え!具体的には、口で使うこと。絶対に英語話者と会い、なにかを話す。バックグラウンドを聞くことでもよい、国のことについても聞けるし、旅とか趣味とかも聞けるはず。
そして、②あたらしい単語を毎日輸入すること。アプリを使ってでもいい、新聞でもいい。使うか、日記に書くか、あぷりを使って長期記憶させることが重要。
③これと同じ要領で、ドイツ語をみにつけよ、である。とにかく使え、覚えろ。実践あるのみである。
今回から学んだことを反映させたTodとしては、以下の通り。
・今回できなかったことをまとめる
・今回できたことをまとめる
・どこまでできたかを知る
・どんな能力が足りなかったかを言語化する
・次に何をするべきかを言語化する
1日目 すべてが新しく、緊張。
初日は、参加が少しおくれてしまいました・・・。電車がまさかのストップ。滞在先に着くのがおくれ、荷物をおいてそしてなんとか会場に到着。
ワクチン接種証明などを提示し、名札を渡されます。そして、着席。めっちゃじろ~っと見られました。
それもそのはず、ほかの人たちに東アジア系の人はいません。超目立ちます。
協賛パートナーの長いプレゼンがおわり、なぞのじゃんけんからアイスブレイクがはじまりました。それに参加できず失敗www
その後、そのままSWのルール説明へ。
評価項目のValidation等が説明されます。
そして、序盤の関門、1分間ピッチ。挙手した人からやっていくスタイルでした。ぼくは、2番めにピッチをしました。ここで、「課題」をはっきりさせ、「顧客」もはっきりと伝えることができました。ただ、ソリューションだけは、まだ自分がどんなものになるかを想像できておらず、伝えられませんでした。
全体で13個くらいアイデアがあり、そのなかから、ひとり2枚のシールを貼って選んでいくシステムでした。
最終的に、6チームが選ばれました。そして、早速取り掛かります。作業部屋は早いもの勝ちです。3人でもチームは組めました。
ビジネスモデルキャンバスが配られ、(大きい消せるペンなら書いてもいい紙?)に付箋を貼り付けて、ブレストをはじめました。1-9を埋めて、いったんここで、今日は終了。
ちなみにご飯関連についてですが、けっこう豪華。
食事関連は、飲み物が飲み放題。食べ物も。種類も豊富。
飲みもの・・・ジュース、水、炭酸水、コーラ、炭酸の謎のジュース、ビール、グリューワイン、お茶系統、コーヒー。
たべもの・・・パン、惣菜パン、メキシコのタコス的ななにか、サラダ、温かい食べ物(パスタなど)、りんご、バナナ、みかん、チョコとクッキー。
昼ごはんは、すべてのチームの人が集まり、座談会的な雰囲気。仕事の時と休みの時は、はっきり分けるのがドイツ流。
初日の総括としては、こんな感じです。
参加者に、けっこう女性が多いです。半数はいらっしゃいました。
多様性が顕著です。アフリカ系の人、インド系の人もいらっしゃいました。しかも、メンター兼ジャッジがイスラム圏出身の女性の方。もう、すごすぎる。
言語は、基本は英語ですが、ドイツ語が混じります。参加者の中で、ドイツ語が使えないという人は1割もいませんでした。
いろんな側面で、やり方はもちろん、欧州スタイル。立食とかお酒とか、時間のルーズさとか・・・(笑)。日本はコンパクトなのかもしれないです。
ぼくのチームははじめ、現地の方とぼくだけでしたが、3日めからは、チェコ・ベルギー(アフリカルーツ)・ドイツ・日本の混合チームになりますwww 超インターナショナルなスタートアップになりました(笑)
パートナー・チームメンバーが、寛容で優しい人たちで、しかもぼくが言おうとしている英語をちゃんと理解しようとしてくれて、ほんとうに嬉しい限りでした。
はじめに声をかけてくれ、話を聞き、実際にVoteしてくれ、そして協業してくれています。
おもしろい観点からのビジネスアイデアもたくさんいただいています。
ほんとうにいい機会に恵まれた。ありがたいです。
2日目 アイデアを形に。人脈も広がる。
2日めがはじまりました。
朝は8:30からスタートです。9:00にモーニングアナウンスメント。
9:30からValidationに関するワークショップが開かれる。
その後、Pitch Canvasに関するワークショップ。WSは、それぞれ30分前後でした。
11:00にはオフィスに戻ります。
部屋に関して、それぞれのチームに割り当てられました。そして、広いです。会議室もしくはセミナールームを1チームに1つずつ。もしくは、全体会場のところで3チーム前後が行っている感じです。
全体の集まるところは、講義室みたいな感じで、広めのところでした。
参加者は40~50人といったところ。
メンターが多い気がしました。日本のように、複数メンターの交換式・洗濯式ではなく、時間になったらメンターがやってきて、じっくり壁打ちを行う感じ。また、時間が空いていたら、メンターを捕まえることもできました。ぼくたちのチームには、ガチガチのアントレプレナーが来ました。3:00前後に、20分くらいも時間を割いてくれました。
①Pain・Gain・Customer Jobs、②Products & Service, Gain Creators, Pain Recievers をまとめます。
その後、マーケティング関連で問題があることが判明。
ここから、なんとか範囲の変更が可能であると判断しました。
競合も、インタビュー調査で確認。
その後、メンバーは19:00に解散。ワーク・ライフ・バランスを体現してましたwww
3日目 不安と安心と期待の日。
9:00スタート。コロナテストをして、作業をします。
その後、仲間と合流。9:30くらいでした。
なんと、3人体制にも関わらず、もう1人が病気で来れないとなります。
まさかの展開。道半ばとなりますが・・・。ここで解散です。
そして、ほかに仲良くしていたチームへ合流。
難聴に関する課題解決に挑むチームでした。
自分も耳が弱く、今ドイツに住んでいる場所が、工事現場でうるさい場所であり、共感できるために、合流した形です。
リーダーにエレベーターピッチをしてもらい、課題・顧客がみえたところで、さっそく取り掛かり。デザイン関連を手伝います。
その後、ほかのメンバーとも合流。MVPの作成にとりかかります。
作成が終了した後、お昼ごはんに入ります。サラダがメインの、おいしいものをいただきました!
その後、ピッチの作成に取り掛かりました。
ここで問題になるのが、あらためて、「顧客」「課題」「提供価値」を確認すること。そして、「市場規模」の確認です。
メンバーの議論が、機能やマーケティングなど、上記以外のところへ進んでいたために、かなりそれた道を修正することに苦労しました・・・。
ここで、重要なのは、みんなの理解を一致させ、期待を明確にスべきであったということです。
つまり、ピッチ資料をつくるために必要な言語化すること(課題や顧客など)を、まずははっきりさせること、これをみんなに伝えていない状態でことをすすめようとしていたので、混乱させてしまったかもしれなかったため、このように考えました。
また、最終的には、メンバーおのおのがタスクをしますが、お互いがどんなタスクをしているのかを明確化させていませんでした。
これらを乗り越えたら、今後はよりよい環境をつくって作業できると思います。
話は変わり、ピッチについて。日本のように、ピッチの順番をチームメンバーかリーダーが選ぶ、ということはなかったと記憶しています。
また、たまに他のチームの人がやってきて、アンケートや冷やかししにきますwww
そして、17:00を迎えました。今から、ピッチです。
ただ、自分のチームでなくなって残念。はじめてピッチをしないSWになりました。やっぱり、ピッチをする方が楽しいし、学ぶことが多いです。
プレゼンは、どれもがかっこいいです。デザインが洗練され、秀逸。見栄えがあります。
海外のやつはガチ度が違うのと、どれも本気できているということを前提にやらなければならないと強く感じました。
プロダクトやソリューションに関しても、おもしろい。
アプリ系だけでなく、フィジカル系統が2つもありました!
ひとつは、実際にもうプロトタイプを作成済み。
「コーヒーが冷めてしまうこと」を課題にあげていました。
審査員に、コーヒーのマグカップに温めるやつが入ったやつを見せてました。環境問題に訴えかけてたのがうまいところでしたね。捨てられるコーヒーの量とかに言及してました。
そのほか、8つのチームくらいがピッチします。そして、ついに僕らの番がやってきます。フル英語で、ピッチをしました。ぼくができなかったのが、残念。
ピッチ後は、食べ物がある部屋でみんなのむ・たべる。そして、語り合う。お互いの情報交換。そして変える人は帰る(笑)
結果発表がついにきます。1~5等賞まで存在します。
Honorable Mention(2 teams), Best Pitch, Best Execution, Overall Winnerの順にありました。最初以外は1つずつ選定された。
商品もあり、豪華め。佳作はマグカップでした。
優秀賞は1人1冊のスタートアップ関連の本や、シェアオフィスのレンタル権利などでした。
やることがすごいし、規模が大きかったです。
こういう環境の違いというか、こういうところから、スタートアップ文化の違いがあるということを肌で感じた。
そして、交流会がはじまります。メンターや起業家は、日本みたく食いついてきません。「アジア人だからかなぁ・・・。」と思いつつ、でした。
あんまり話せなかったのが、本当に悔しい限りでした。
今日もおよみいただき、ありがとうございました!
あなたの日々が、素敵なものになりますように。