初めてのタロットカード、どれ選ぶ?
『自分でも、タロットカードが読めるようになりたい!』そう思ったとき、まずどの種類のカードを使ったらいいか迷いませんでしたか?
ここでは数多あるカードの中から、基本的な「ライダー・ウェイトタロット」をオススメする理由を説明します。
ポイント1:カード内のそれぞれの絵柄には意味がある
1つめのポイントは、カードの絵柄自体に様々な意味があることです。そして、大概の解説書では、このウェイト版を元に書かれています。
それぞれに出てくる登場人物の顔や体の向き、背景の色やイラストの表す物の数、など細部に至るまでいろいろな意味が含められていて、この絵柄でカードの意味が変わってきてしまうんですね。
ポイント2:本やサイトなど参考に出来る物が多い
そして2つめはなんと言っても、解説書の種類が多いことです。
実際に使用する解説書は、1冊か2冊、多くても3冊に留めたほうがいいと思いますが、出版されている種類が多いということは、自分が気に入るものを探せる可能性が高いということを示します。
これから未知のものを勉強する場合、なるべくハードルを下げるのであれば、勉強してる間中、自分がいい気分になれるものを選びたいものですよね。
わかりやすい解説が書いてあるのはもちろんのこと、著者の言葉遣いであったり、本の装丁、色や手触り、また開きやすさなども、できればこだわりたいところです。
一冊の本でこれを全てクリアするのはなかなか難しいものがあると思いますが、その本を使うたびに何となく使いにくいであるとか、なんとなく気分が良くないというものはまず一番に避けるべきだと思います。
ただでさえ新しいことを学ぶのはハードルが高いもの。ましてや独学ともなればちょっとした差が、習得する気を失わせます。
そして必要な本ですが私は2種類の本をお勧めしたいと思います。
まず一つ目、よくこれは皆さん買われると思うんですが、簡単なキーワードがカードごとに載っているもの。
最初のうちはカードの意味など何も分かりません。でもやっぱり引いて楽しみたいですよね。ですので1枚2枚引いてみて、そのたびごとにを本を見て、キーワードを読み、カードを解釈すると言うことを繰り返していきます。
慣れるまでは勿論、慣れてからでも時々見返しては新しい意味を発見したりできますので、自分のお気に入りを1冊見つけておきましょう。
そしてもう一種類の本ですが、タロットには物語があります。
その物語を感じるために、一度、タロットの旅を説明するような本を、読んでみるのをおすすめします。大アルカナは愚者から始まり、人生のステップアップの旅を解説するものになりますし、小アルカナは4種類のスートからなり、それぞれ世の中の理を説明するものになります。
全体を物語として読んで、このニュアンスを感じ取るのは必要ですし、タロットの習得という面に関しても、結局は早道だと思います。
そしてベースとなる考え方を学ぶことによって、より理解が深まり、より楽しく学ぶことができるでしょう。
ポイント3:応用が利く
そして最後に世にある他のカードはこのライダーウェイト版を元にした物が多いということが挙げられます。
また、他の占術とも関連が深く、こちらの面でも応用が利きやすいです。
カードにはそれぞれ番号がありますので、数字の持つ意味数秘術などとも関連が深いですし、それぞれのカードが、大アルカナであっても四つのスートに関連付けられています。さらには占星術とも関係が深く、12の星座ごとに関連付けられているカードがあります。
このように、それぞれの絵柄・イラスト・色・カードの番号に至るまで、物語とさらには別の占術とも関連が深いことを思い起こせば、初心者から慣れた上級者までウェイト版を使うことには大きな意味があるのです。
勿論、描かれた時代もあって、現代にはそぐわないもの怖いと感じるものも多くありますが、多分に慣れの問題です。
自分である程度習得して、他の世界観のカードも使ってみたいとなった時に、改めて他のカードを使えば良いでしょう。
初歩のうちは、基本的なライダーウェイト版を使うことをお勧めいたします。結局はそれが習得する一番の早道なのですから。