六花のおすすめ泣きたい時に見たい作品②
泣きたい時ってどんな時?と言われると
疲れているとき
気持ちをスッキリさせたいとき
なんとなく落ち込んでいるとき
こんな時、私は気が向いたら「泣ける作品」を観ます。
とりあえず今回はこちらの作品をおススメしたいと思います。
「BANANA FISH」
「BANANA FISH」を観る前に・・・
こちらの作品では暴力、死、男性同士の性描写をほのめかすシーンが多数出てきます。
色々な感想があるかと思います。精神状態的に鑑賞できる気持ちがある、気にならない方、鑑賞できる方のみご鑑賞ください。
そしてあくまでも六花自身の感想を元にしたお願いです。
六花の「BANANA FISH」鑑賞後の感想
こちらは吉田秋生さんの漫画が原作の作品。別冊少女コミックでの連載は1985年~1994年。それからラジオドラマ、舞台化などもしている人気作品。
テレビアニメシリーズは2018年に放映されていました。
こちらの作品、六花はまだアニメシリーズのみの鑑賞でしたが、すごく泣きました。友情、家族、愛の在り方などを考えさせられる作品でした。
主人公の英二がカメラマンのアシスタントとして海外へ。有名なストリートギャングのリーダーの青年アッシュと出会うところから物語はスタートします。
まず絵のキレイさもさることながら、アッシュがとても美しい青年なんです。男女問わず魅了する容姿に、精密な銃さばき、そして頭脳明晰。完璧な青年がなぜストリートギャングに?なんて疑問もあります。
英二は容姿は普通。日本人特有の幼い顔立ちからしばしば少年と間違われる場面などもありますが、時より見せる冷静さは猫のような性格のアッシュを時に慰め、そして対等に話す姿が好印象でした。
他にも癖のあるキャラクターたちが取り巻くこちらの作品は、基本的にはストーリーの構成上、男性社会でのシーンがとても多いです。
そして彼らの因縁ともなるキーワードがタイトルの「バナナフィッシュ」。元軍人でありとある事情で俳人になったアッシュの兄がたびたび口にしていたセリフです。
タイトルにもなっている「バナナフィッシュ」を巡って彼らを中心に周囲の人々が動いていきます。
いったいなんなのか?追い求めるうちに起こる恐ろしい事件や事故を通し、英二とアッシュ、対照的な2人の葛藤、友情のようなものなどが映し出されている作品です。
詳しいあらすじなどは上記の公式ホームページより御覧ください。
陰鬱とした表現も多くあるこの作品の中で、英二とアッシュ、彼らの協力者や対立者たちなどを通して様々な絆の形が見えてきます。
対照的なふたりの葛藤、通じ合えるはずのふたりがどうしようもない運命に立ち向かっていく姿が痛ましくも勇敢で、それでいてキレイな描写で描かれています。
周りの大人たちの身勝手に巻き込まれていく彼らを手助けする大人たちもいます。そんな中で彼らが下す決意と覚悟、そして「バナナフィッシュ」の真相。
24話ありますが、あっという間に見終わってしまいました。
スリル、サスペンス要素も含まれており、「まだこんなに面白い作品があったのか!」と驚きました。
だんだんと仲が良くなっていくキャラクターたちもいれば、どちらかが居なくなってしまうシーンがたくさんあり、そのたびに涙しました。
ストーリーが進んでいくうちに切なさが募ってきます。語りたいのですが、めちゃくちゃネタバレしてしまうので、ご興味のある方、最初に掲載させていただいた事柄に理解のある方は御覧ください。
この作品ではJ・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」がよく引用されています。物語の根幹にかかわる事柄も含まれているのですが、六花はまだこちらも拝読できていないので、一度原作と共に読んでみたいと思います。
公式ホームページなどを参考に六花の感想をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
もっと作品について知りたい方は公式ホームページや公式配信サイトなどでご観覧下さいませ。
それでは今回はこの辺で。
「チョコバナナのアイスが大好き」な六花でした。