90's少コミのギラギラした愛に憧れが尽きないオトメ心A/W -快感♥フレーズ編-

　やっとの思いで最終回（？）までやってきましたが。文章書くのが遅すぎて、というより興味が移ろいすぎて漫画を読んだあの頃からしばらくたってしまいました。快感フレーズ編です。未だ中盤まで読んだところですが、よくもこんなに愛音ちゃんモテるなあ、うらやましい！の塊でございます。やっぱり少女漫画は「こんなことがあったらいいな、実際にはない」という反語の結集でっあって一時の夢を見られるバイブルなのであると実感いたしました。すれ違うこともあるけど常に愛されているという描写が女子たちの自己肯定感を高めてくれます。サプリメントか。

⑴愛音ちゃんがめっちゃ襲われる

なんぼほど襲われるんや、これは韓流ドラマなのか！くらいの勢いで愛音ちゃんがモテており襲われまくり、全て未遂に終わるという基本パターンです（それはまるでドラえもんのように）そして最後にはきっちりお相手の咲也さんが助けに来てくれます。すごい勢いでドアを開け続けてくれます。こんなに大事にされているのに愛音ちゃんには嫉妬心もがっつり備わっているので二人はすれ違うこともありますが、大人になった読者としてはこの作品を思春期に読んでしまったら勘違いして育ってしまいそうだぜ、と思わざるを得ないときめきの詰まった作品でした。
　ええなあ、こんなにモテたらいいなあ。しかも若い頃にモテたらいい人生勉強にもなるんだろうなあ。うらやま！

⑵敦郎さんな

敦郎さん。一瞬敦盛と間違えそうな敦郎さん。義姉ちゃんといい感じなエピソードがあるんですが、快クラをプレイしている民としては微笑ましい桐生家です。あんなまっすぐな卓也くんが育ったのはご両親が仲良しだからなんですね！卓也くんてば美羽ちゃんのことまっすぐに大事にしてくれて好いてくれている様子が（卓也君本編未プレイにも関わらず）だだもれになっているのが可愛い。きゅん。
これは2世の方から入ったプレイヤーあるあるなんでしょうか。いいポジションで友達になりたいマックスです。

⑶雪さんな

雪さんですわ。大人でいいですよねえ。パパだし。幼き雪彦くんもかわいいです。まりやとのエピソードもかわいいです。まず「まりや」という名前が可愛いし、あの雪さんが「まりや！」ってひらがなで呼んでるのがまたいい。いいなあ～みんなラブラブでうっとりうらやましい！
おっきくなった雪彦くんはしっかりお兄ちゃんしてて頼もしいですね！

⑷咲也の兄貴

いや、別に兄貴なわけじゃないのですが、あらゆる作品に出没する咲也の兄貴がいつもかっこええ。快クラやるたびに「イイ女はいつも前を見ているもんだぜ」とかありがたいお言葉をお聞かせいただいて女度が上がります。イイ女目指して頑張れる気がします。
自分の仕事と彼女の両立をありえない規模でやりきるスーパーダーリンですな、いわゆる（初めてこの言葉使った）ここまでくると、現実にはいないって分かってるのよ・・・分かってるけど憧れちゃうんだわ・・・すごいキャラクターを生み出してしまったようですね。と眼鏡をクイしたくなるカッコよさです。大人として肝に銘じないといけないのは、現実世界に求めてはいけないという点に尽きますので、切ないですが目の前の仕事をしっかり勤めましょう。

⑸あの時代のドラッグ

咲也の兄貴てば、捕まって薬漬けになっても愛音ちゃんへの愛の力で復帰するというまさかの離れ業をやってのけてくれます。ドラッグ王子とマトリ姫（あとスタマイ）のシナリオを読んでいると、薬物依存は病気なのであって、思いとか根性で治るものではないと関さんルートでしっかりと描かれていたので理解が深まったのですが、確かに90年代の薬物関係の状況というのは周知が今に比べるとまだまだだったんだろうなあ、と推察いたします。
捕まえたやつが「へへ！薬漬けにしてやったぜ！」とか言うんですが、薬物は薄桜鬼の変若水と一緒だという認識なのですわ。1回接種したら終わりなのですよ。（と私は思っている）そんな描き方を見ながら、ああ、時代だ・・・と思ってしみじみ家族に話してしまった。

⑹快クラ楽しい！

結局のところ、快クラから入った身としてはハリーポッターばりに親世代のエピソードを見ているような感覚で読ませていただきました。大恋愛の末に詩音さんと玲音氏が生まれたんだなあと大河内の血を感じています。つまるところ快クラが楽しくて、このままもっとアプリにも人気が出て息の長い作品になってくれたらいいなあと心から思います。今やっているイベントもランキングが思ったより下がらなくて、ユーザー数が少ないのかなあ、なんて気になっていますが、私は私なりにこの作品を応援していきたいと思います。刺激的すぎてiOSではスチル修正が入る心意気をぜひ貫いていただきたいと思います。詩音さんに「お前」と呼ばれてときめいていたい。今後の活躍に期待です！