コドリア10周年小説を読んだのだけど（フラン）
※本テキストはネタバレやセンシティブな内容を含みますので、読まれる場合はご注意ください。
コドリア10周年小説を読んだのだけど（フラン）
コードリアライズ10周年を記念して、各キャラクターのEDから10年後を描いたショートストーリーを掲載した記念誌「Code：Realize 10th Anniversary BOOK」が発売になった。コドリアは丁寧な描写で気持ちや湿度感、カルディアちゃんの身体のこと、キャラクター間の関係性を我々に伝えてくれていた。このショートストーリーは間違いないだろう！という前提で購入した。
というところで、やっぱり集中して読まないともったいない、と先延ばしになっていたのだけれど、先日やっとフランのSSを読み終えました。ところがこの内容がちょっと、いやかなり引っかかって悶々としている自分がいるので、これを言語化したい、もしかしたら同じように感じている人もいるかもしれない、という気持ちでnoteを書き始めています。
ざっくりのあらすじ（ネタバレ注意！！）
フランは白銀の奇跡のコンプリート特典で追加されたシナリオとおり、王立研究院で研究室を持ってて、カルディアちゃんは助手として勤めてる。
相変わらずフランが働きすぎなので1ヶ月の休暇をもらい、スイスにあるフランの実家に行くという話なんですが。
最後、どうやらカルディアちゃんが妊娠してるぽい、、、！という話で終わるんだけど。
ちょっとツッコミいいですか
え？妊娠できるの？！って思ったのが正直な感想である。
あんまりときめきとかはなく、そっちの方が強い。（それは大人になって妊娠出産育児を経験しているからなのか。）
本編であんなに怪物だとかホムンクルスだとか言ってて、サンルートでは私たちは異端なんやって描いてて。ホムンクルスなのに感情はあって、心が芽生えて恋をするというのはわかる。脳がちゃんと機能していたのかな、とか思うし、こういう話はわかる。
あと、触ると溶ける体質についても、懸命にフランがホロロギウムの解析をして、そのあとルパンたちの努力もあって結果的に毒素を中和して、人に触れられるようになるというのもよくわかる。それに至るまでの描写もしっかりあったからなるほど、となったんだけど。
妊娠はいいんか？？
妊娠って、子孫残すことになるやん、人がつくったホムンクルスなのに生殖能力があるのってええの？？なんか、こんなさらっとオチに使っていい感じではないのでは。それこそ毒が抜ける描写くらい慎重に扱うべき話なんじゃないだろうか。
人が生命を創り出すのは神の領域に入るみたいなことゆっててアイザックはイデアに狙われてたけど、これもかなりの禁忌じゃない？とか思ってしまう。
もちろんコドリアやってた頃に、カルディアちゃんには生殖能力あるんだろうか？って考えたことはあったよ。
でも、さすがにあったらあかんやろ。って思っていた。
なんかコドリアはルパン一味のみんなとは永遠の恋人みたいな関係なんやなって勝手に思ってたから、その若干の切なさみたいなの含めてくぅー！って思ってたからさ、なんか拍子抜けしたし、なんなら少し冷めてしまったんだけど！！！！！！！
ちなみにサンちゃんも死人だから生殖能力あったらあかんと思ってて、特にサンカルは永遠の恋人感あって尊かったんだよー。サンちゃんのはまだ読んでないけどさ。
なんだかなー。妊娠出産に気軽に触れないで欲しかったやーん。
てか生まれたらカルディアちゃんは育休とかとるの？仕事やめるの？フランはバリバリ働くからワンオペであのお屋敷まわすの？？カルディアちゃんがいてやっと回ってる感じだったのに、それってフランの負担もすごくないか。多分生まれたとして特別な子なんやろうしさ、普通のお手伝いさん雇って子ども見てもらうみたいなのも大変そうやんか（ホロロギウム的に）
あんまりここまで現実的に考えていいのやろか。だってカルディアちゃん心臓動いてないってゆってたやん。血液の代わりにホロロギウムが通っているみたいなことも言ってたし、どのようにしてお腹の中で大きくなるんだろうか。
出産だって出血量多かった時輸血できるの？とか、え？じゃあ本編の時って生理きてたの？とか、じゃあフランが赤ちゃん取り上げるの？とか、授乳するの？とか、なんかいろいろモヤモヤする！！カルディアちゃんご飯食べなくてもお風呂とか入らなくても大丈夫やけど真似事してたってゆってたやん。食べれないのに生理はきてたの？？
わからんけどさ、うまく生まれるかどうかもわからんけどさ、なんかモヤモヤしている。そんな軽々しく妊娠に触れてほしくなかったなあ。
「乙女ゲームで妊娠出産を扱う」
をテーマに別記事書きたい。
でもフランのSS読んで違和感ある人いると思うんだけどな・・・・・。
ちょっと、もっと丁寧に取り扱ってほしいテーマだったので、モヤモヤしています。