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90's少コミのギラギラした愛に憧れが尽きないオトメ心A/W -お出会い編-

 寒くなってきました。なんとなくお風呂に長めに浸かるようになると「ああ、この季節が来たなあ」と感じるのでした。毎年やってくる大ロマンスに憧れる季節AW。というのもこの10月頭に、スマートフォン用アプリで「快感♥フレーズCLIMAX -NEXT GENERATION-」が配信された。(自分で書きながらもすごいタイトル)これをきっかけにまんまと漫画の方も読み始めて感じた、90年代の少女コミックにあったギラギラした大恋愛について他に読んだ2作品と併せて書き留めておきたく、キーボードを叩いています。平成生まれゆとり世代女子が感じる憧れポイントとギャップが面白いなと思ったので記しておく。
今まで読んだ例に挙げたい作品は以下の3つ(連載時期出典はwiki先生)

ふしぎ遊戯(1992-1996)読んだ時期:大学3~4回あたり
天は赤い河のほとり(1995-2002)読んだ時期:2018春あたり
快感フレーズ(1997-2000)読んだ時期:昨日

全てを読破したわけではなく、アニメを見たもの、舞台で触れたものなどそれぞれ。どれも人生をかけた大恋愛を描いています。まずは各々の作品との出会いや印象について。

ふしぎ遊戯(1992-1996)作:渡瀬悠宇氏

 ふしぎ遊戯との出会いは、大学3回生あたりの春休みでした。当時は時間もあって授業もない日が数日続き、何か作品に触れたいと見始めたのがふしぎ遊戯でした。最初はアニメから。元々「Dr.リンにきいてみて」や「遙かなる時空の中で」はじめ、異世界トリップ、四神と神子の主従関係や風水、陰陽のエリアは好ましくてずっと慣れ親しんでいたこともあり、満を持して総本山ふしぎ遊戯を視聴するに至ったのでした。

 アニメの感想は、主人公の美朱ちゃんの声がやたら強いものの、現代から異世界にトリップして右も左もわからないところを七星士の皆様が定期的に美朱ちゃんに好意的に迫ってくれます。飽きることなく序盤を乗り越えました。しかも後半になれば青龍の七星士の皆様がご登場されますので、イケメンもりもりで非常に目が豊かであります。あと結構頻繁に風呂で遭遇する。そして何よりストーリーが毎度毎度エモーショナルな展開で、美朱ちゃんの運命のお相手こと鬼宿くんがさらわれたり、国を巻き込んでの戦や現代での動きやら盛りだくさんで楽しくなってきます。最後はこういう作品では定番のエンディングということで、いやあ、非常に密度の高い作品を楽しませていただいた!となります。ちなみに私は翼宿がすきです。のちに出た玄武開伝(漫画)とふしぎ遊戯DSなんかも買っちゃって白虎の連載も楽しみに待っています。

天は赤い河のほとり(1995-2002)作:篠原千絵氏

 これはもう宝塚の影響ですわ。2018年の宙組公演「天は赤い河のほとり」を原作ファンの友人と観劇し、漫画を読むに至ったのでした。舞台でも何人ものイケメンに好かれるユーリちゃん。元気で一所懸命なところも好印象です。カイル皇子の包容力(やっぱり国を任される人は器が違うね!)と、ラムセス様のグイグイ迫ってくる様に女子は求められている感を感じてほくほくするわけですな。また、古代ヒッタイトが舞台で時代考証など作者の篠原さんも何度もトルコに通って想像を膨らませたというだけあって非常に緻密な駆け引きが張り巡らされていて非常に興味深い。そしてユーリちゃんが自立して皇妃にふさわしい知力と器をもった女性に成長していく様が実に美しい!権力争いや国家間の計略なんかもリアリティがあって、普通にそれだけでも世界観に入り込んでしまいました。

快感フレーズ(1997-2000)作:新條まゆ氏

 冒頭にも記載しましたが、この10月から続編アプリが配信されたのをきっかけに漫画も読み始めました(昨日)上記2作品と比べると、主人公の愛音ちゃんと超人気ロックバンドのヴォーカル咲也くんとの恋愛が前面に出ている印象です。あと全体的にえっち。まともに若いころ読んでたらのめりこんでしまいそうな愛され具合でした。今でよかった。

 読んでいると、この時代のいじめとか嫉妬のエネルギーを感じます(漫画だけど)なんとなく今、大人になってから見ると、好きな人に対して熱狂的に好きになれること自体に懐かしい感覚になります。何を差し置いても守ってくれる感じが、ああ~少女漫画、ああ少女漫画。嗚呼。こういうのを少女漫画に求めているのだよ・・・という感覚。

つらつらとりとめもなく書いていますが、次の投稿からそれぞれの作品の魅力を個人的な嗜好をもとに掘り下げていこうと思います!

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