英語って楽しいよね!─編入学後の私─留学①
編入学してから、毎日が目まぐるしく過ぎていった。全学部必修の授業に屋外で行う実習があったり、キリスト教に国際情勢の授業、2外も受けた。そして、取り切れていない学部の必修科目……ゼミの発表準備……。
思えば、短大にいた時の何十倍も忙しい日をすごしていた。当の本人は「(まだ、短大よりも)忙しくないから大丈夫」と、言い聞かせてやって来ていたため、大学に入ってから初めての試験期間で精神的に体調を崩した。「忙しくないから(とても忙しいけどまだ)大丈夫」というやつと、プライベートでも当時の交際相手と喧嘩をしたこともあり、色々と限界を迎えていた。
筆記試験は受けないと話にならないため、筆記試験は死ぬ気で受けた。(ボロボロだった)
教務課に提出することになっているレポートも期日以降はいかなる理由でも受け付けてくれないので、完成させて提出した。(何とかなった)
そして、授業の中で提出するレポートは、先生に事情をメールで連絡し、友人経由で代理で提出してもらったり、先生によっては「〇〇日のこの時間までにメールでファイル添付で出してね。期日さえ守ればあなたに単位は絶対出すから無理しないでね」と言ってくれた。
この大学でよかったなぁと思った。既存の学生の子から
「うちの大学は先生が優しいし、いい意味で緩いし、臨機応変に色々と対応してくれる人が多い」
と聞いていたので、助かった。この時は、さすがの私も「英語は見たくない」「英語嫌い」と英語嫌いになっていた。(たまにこういう時がある)
夏休みが明けた。
久しぶりの学校はとても足取りが軽かった。
そして、少しずつ留学の話が出るようになった。
「留学したいって話なんですけど、実際、行けるんですか?行けるんだったら私にとっては、将来的に持ってて損は無い資格なので取りに行きたいんですけど……」
10月の半ば頃、そう切り出した。
行くなら行くで航空券の手配など必要な手続きが多くあるからだ。
じゃあ、興味ありそうな子集めてうちの研究室で説明会開くからさ、何曜日の何時がいい?
都合のいい時間と曜日を指定し、説明会があった。
まぁ、まだやるかは分からないし、親御さんの同意とか、お金の面とか相談することは沢山あるから、また行く人がいたら説明会するね。
そして「いきたい」と名乗りを上げたのは私含めて5人だった。
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