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賃貸住宅トラブルを避けるために -賃貸借契約条項の要点-最低限の理解で安心
【賃貸借契約の目的】
賃貸借契約は諾成契約ですので、口約束でも成立します。
しかし、実務では「言った言わない」のトラブルを避けるために賃貸借契約書を作成し締結します。
賃貸借契約書の条項は、「民法」や「借地借家法」に基づいた条文が多く専門用語もあり慣れないと理解し難いですね。
契約の時期には、転居や引っ越しのことで疲れているし「もういっか」となってしまいがちですが、契約条項を理解しておく事は後々のために大変重要ですので、最低限の条項についてはしっかり理解しておく必要があります。
専門用語と関連法令も併せてご覧いただければ理解が深まります。
賃貸借契約書と重要事項説明書の違いはこちらをご覧ください。
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【賃貸住宅標準契約書】
「賃貸住宅標準契約書」は、賃貸借契約をめぐる紛争を防止し、借主の居住の安定及び貸主の経営の合理化を図ることを目的として、国土交通省で作成した、賃貸借契約書のひな形(モデル)です。
「賃貸住宅標準契約書」はどちらかというと借主に有利な内容となっているようですので、実際に使用する契約書と比較し異なる内容と特約については特に注意しましょう。
賃貸借契約書は定まった書式があるわけではなく、当事者が自由に作成できます。
契約時には、物件がやっと見つかってほっとしているでしょうし、転居手続きや引っ越しで忙しいくて疲れているし、とかで契約内容まで頭がまわらないと思います。しかし、もうひと踏ん張り、契約内容もしっかり確認してください。
物件の内容や家賃、共益費がわかっているだけでは不十分です。
入居中に設備が故障した時や退去時の条件などが契約書で定められますので、借主のあなたが不利にならないように契約することが重要ですね。
ここでは、「賃貸住宅標準契約書」を基に最低限理解すべき条項の解説をしたいと思います。
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