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ほうさんちゅう

〜ちいさな ふしぎな 生きものの かたち〜

文・かんちくたかこ 監修・松岡 篤
出版・アリス館 2019年初版

皆さん、放散虫という生き物をご存知ですか?
世界中の海に無数にいて、5億年以上も昔のカンブリア紀からいる生き物だそうです。放散虫の身体を覆う殻はガラス質でできていて、その抜け殻の造形は、幾何学的でとても美しいです。でも、サイズは0.1mm〜1mm程度で顕微鏡を覗かないと見えません。大昔からいるので、年代を特定する化石としても重要だそうです。

国立科学博物館のページ
https://x.gd/u2l1L

そんな意味を知らなくても、いろいろな放散虫の抜け殻を眺めているだけで楽しく、自然界の不思議を知識と共に体感できる絵本です。
親子はもちろん、大人が一人静かに、太古へ想いを馳せることができる1冊です。


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