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もう ねむる じかん

(Bunny Should Be Sleeping)

文 エイミー・ヘスト
絵 レナータ・リウスカ
訳 いわじょう よしひと
出版社 岩崎書店 2024年

ある寒い冬の夜。お月様が湖の上にぽっかり浮かんでいます。
お布団はフカフカで暖かだけど、子うさぎは、ベッドでじっと待っています。
夜、いつもパパが僕の様子を見に来るはずだからです。
はやく来ないかな!と待ち切れず、どうしてもパパに会いたいくて、一緒に過ごすためものを用意し始めました。
お水、クッキー、毛布、絵本を赤いワゴンに乗せて準備万端!
そして…

どうしても、ママと比べてパパの方が分が悪いと思うのは、パパのヒガミでしょうか?
親子の物語で父子の物語は、少ないように感じます。
イラストも柔らかく、月の明かりに包まれて、静かな夜の時間が流れていく様が素敵です。
最後の見開きのページの親子のシーンが、なんとも言えず、多幸感が溢れていて大好きです。

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