睡眠中に脳で何が起きているのか?
最近面白い記事をいくつか読んだ。眠りと脳とのお話だ。
ざっくり要約するとこうなる。
脳神経細胞のシナプスは信号を伝達するたびにレセプターが「リン酸化」して機能が落ちる。脳にはその劣化したレセプターを特定の酵素によってリフレッシュする機能があり、それが睡眠中に行われているらしい。睡眠中にリンパ液が流れ込み、循環し、起床中の脳活動によって生じたレセプターの「リン酸化」を洗い流しているとか。
しかし寝ないで酷使され続けて「リン酸化」が過度に進んだレセプターは、周囲の「グリア細胞」によってパクパクと食べられて除去される。一生懸命洗うより食べちゃった方が楽だから(と、僕は思っている)。古くなった脳のレセプターが食べられて少なくなることで、脳のネットワークの交通整理をしているのだ。機能の低下したレセプターを刈り込むことで道路を単純化し伝達効率を上げているらしい。
なので睡眠不足が続くほどレセプターの掃除が間に合わず、レセプタの「リン酸化」はどんどん進むため、「グリア細胞」にどんどん食べられて脳自体は減る。そして複雑なネットワークが単純化されるほど、脳が自己破壊しはじめるという内容。
睡眠大事!
まとめ
たくさん食べて
たくさん遊んで
たくさん寝よう
興味のある方はこちら
『人はなぜ眠くなるのか? 鍵は脳内タンパク質の「リン酸化」にあり』